Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)

Solaris 10 10/08 リリースにおけるインストールの新機能

ZFS ルートファイルシステムのインストール

Solaris 10 10/08 以降のリリースでは、ZFS ルートファイルシステムをインストールおよびブートできるようになりました。

ZFS ルートプールの初期インストールを実行するインストールプログラムは、次のとおりです。

Solaris Live Upgrade を使用して、次の作業を実行できます。

lucreate コマンドを使って ZFS ブート環境を作成したあと、そのブート環境で、luupgradeluactivate コマンドなどほかの Solaris Live Upgrade コマンドを使用できます。ZFS で Solaris Live Upgrade を使用する方法の詳細については、『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)』の第 11 章「Solaris Live Upgrade と ZFS (概要)」を参照してください。

インストールメディアの構造変更

Solaris 10 10/08 以降のリリースでは、SPARC プラットフォーム向けの Solaris Operating System DVD と Solaris SOFTWARE - 1 CD の構造が変更され、スライス 0 はディレクトリ構造の最上位ではなくなりました。この結果、x86 と SPARC で DVD および Solaris SOFTWARE - 1 CD の構造が同じになりました。この構造変更により、SPARC インストールサーバーと x86 メディアなど、プラットフォームが混在している場合のインストールサーバーの設定が容易になります。インストールサーバーの設定手順については、次の箇所を参照してください。