これまでに説明した各サーバーは、分散チャンク (chunk) として理解することができます。ネーミングコンテキストおよび ou=groups 下のエントリを含むサフィックスは、各チャンク上で同じです。したがって、3 つのチャンクのそれぞれにまたがって、このサフィックスに対してマルチマスターレプリケーションアグリーメントを設定します。
また、可用性のために各チャンクはレプリケートされています。したがって、各チャンクに対して少なくとも 2 つのマスターレプリカが定義されています。
次の図は、各チャンクに対して 3 つのレプリカが定義された Directory Server 設定を示しています。簡略化のため、1 つのチャンクに対するレプリケーションアグリーメントのみを示していますが、ほかの 2 つのチャンクに対しても同じアグリーメントが定義されています。