Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 配備計画ガイド

システムリブート時の再起動

dsadm コマンドを使えば、システムブート時にサーバーインスタンスを再起動させることができます。たとえば、Solaris 10 および Windows システムでは dsadm enable-service コマンドを使用します。ほかのシステムでは dsadm autostart コマンドを使用します。ネイティブパッケージからインストールしなかった場合には、オペレーティングシステムのマニュアルを参照して、システムブート時にサーバーを起動させる方法を確認してください。

可能であれば、dsadm コマンド、DSCC のいずれかを使って Directory Server を停止します。システムの停止中に Directory Server が突然停止されると、すべてのデータがディスクに正しく書き込まれたことが保証されなくなります。したがって、Directory Server は再起動時に、データベースの完全性を確認する必要があります。このプロセスにはある程度の時間がかかる可能性があります。

さらに、ファイルシステムのロギングオプションの使用を検討してください。ファイルシステムのロギングは一般に、書き込み時のパフォーマンスを改善すると同時に、ファイルシステムチェックの実行に必要な時間を短縮します。クラッシュ時にファイルシステムが正常にマウント解除されなかった場合には、システムはファイルシステムをチェックする必要があります。また、RAID をストレージとして使用することも検討してください。