Directory Service Control Center (DSCC) は Sun Java Web コンソール向けの Web アプリケーションであり、Directory Server および Directory Proxy Server のインスタンスをユーザーが Web ブラウザ経由で管理できるようにします。あるサーバーが DSCC によって認識されるには、そのサーバーを DSCC に登録する必要があります。サーバーの登録を解除しても、それらのサーバーは依然としてコマンド行ユーティリティーを使って管理できます。
DSCC は、サーバーがインストールされたシステム上に存在している DSCC エージェントと通信します。DSCC エージェントは共通エージェントコンテナ内で実行されます。共通エージェントコンテナは、ネットワークトラフィックを各エージェントへ転送するとともに、エージェントの実行環境としてのフレームワークを提供します。
DSCC を使ってトポロジ内のサーバーを管理する予定である場合は、次の各ポート番号を特定します。
DSCC がインストールされたシステム上の、Sun Java Web コンソール経由で DSCC にアクセスするための暗号化 HTTPS ポート。デフォルトポートは 6789 です。
サーバーインスタンスがインストールされたシステム上の、DSCC がサーバーに対してローカルな場所にあるエージェントに共通エージェントコンテナ経由でアクセスするための管理トラフィックポート。デフォルトは 11162 です。
設定情報をレプリケートする予定である場合は、DSCC レジストリのインスタンスのポート番号。詳細については、dsccsetup(1M) のマニュアルページを参照してください。
同一システム上にすべてのコンポーネントがインストールされている場合でも、DSCC はそのエージェントとこれらのネットワークポート経由で通信します。