コネクタは、遠隔の地域に広く分散されるようにインストールできます。そのため、すべてのロギング情報を集中化することには、管理上大きな価値があります。このように集中化することで、管理者は同期アクティビティーを監視したり、エラーを検出したり、システム全体の健全性を評価したりすることが一箇所から行えるようになります。
管理者は、セントラルロガーのログを使用して、次のようなタスクを実行できます。
システムが正常に実行していることを検証する
個々のコンポーネントやシステム全体の問題を検出して解決する
個々またはシステム全体の同期アクティビティーを監査する
ディレクトリソース間でユーザーのパスワードの同期を追跡する
監査ログ。システムの毎日のアクティビティーに関する情報を提供します。ユーザーのパスワードがディレクトリ間で同期されるといったイベントが含まれます。監査ログに記録される情報のレベルを制御するには、ログメッセージで提供される詳細度を増減させます。
エラーログ。深刻なエラーおよび警告であるとみなされる状況に関する情報が提供されます。エラーログのすべてのエントリは注目に値するため、エラーが記録されないようにすることはできません。エラー状況が発生すると、必ずエラーログに記載されます。
Identity Synchronization for Windows では、すべてのエラーログメッセージが監査ログにも書き込まれるため、ほかのイベントとの相関性がわかりやすくなります。