Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

ProcedureDirectory Server ソースを準備する

  1. ディレクトリマネージャーアカウントの次の資格を入力します。

    • ディレクトリマネージャーユーザー名

    • ディレクトリマネージャーパスワード

      副ホストを使用している場合は (MMR 構成)、「二次ホスト」オプションが設定可能になるので、これらのホストの資格も指定します。

  2. 入力が完了したら、「次へ」をクリックして「準備設定の指定」パネルを表示します。

    図 6–14 準備設定の指定

    インデックスをすぐに作成するか、あとで作成するかを決めます。

    警告メッセージを読み、Directory Server インデックスをすぐに作成するか、あとで作成するかを決めます。


    注 –
    • データベースのサイズによっては、この処理に少し時間がかかることがあります。

    • データベースが読み取り専用モードの場合は、データベース内の情報を更新できません。

    • データベースをオフラインにすると、インデックスを高速に作成できます。

    • インデックスをすぐに作成するときは、「データベース <データベース名> のインデックスの作成」ボックスにチェックマークを付け、「次へ」をクリックします。

    • インデックスをあとで (手動またはもう一度ウィザードを実行して) 作成する場合は、「データベース <データベース名> のインデックスの作成」ボックスのチェックマークを外し、「次へ」をクリックします。


  3. 「準備状態」パネルが表示され、Directory Server の準備の進捗状況に関する情報が示されます。

    • メッセージ区画の下部に「成功」メッセージが表示されたら、「完了」をクリックします。

    • エラーメッセージが表示された場合は、指摘された問題を解決してから、操作を続行します。詳細については、エラーログ (「状態」タブを参照) を確認してください。

  4. コンソールの「設定」タブに戻ります。ナビゲーションツリーで Sun ディレクトリソースノードを選択し、「Sun ディレクトリソース」パネルを表示します。

    図 6–15 「Sun ディレクトリソース」パネル

    「Sun ディレクトリソース」パネルには、選択しているディレクトリ ソースに関する情報が表示されます。

    このパネルから、次のタスクを実行できます。

    • 「サーバーの編集」: このボタンをクリックすると、「Sun Java System ディレクトリソースの定義」パネルが表示され、サーバーの設定パラメータを変更できます。操作方法については、「Sun Java System ディレクトリソースの作成」を参照してください。


      注 –

      優先 Sun ディレクトリソースの旧バージョン形式の更新履歴ログデータベースを再作成する場合、デフォルトのアクセス制御設定が適用されるとディレクトリサーバーコネクタはデータベースの内容を読み込めません。

      新しい旧バージョン形式の更新履歴ログデータベースのアクセス制御設定を復元するには、idsync prepds を実行するか、またはコンソールで適切な Sun ディレクトリソースを選択して「Directory Server の準備」ボタンをクリックします。


    • 「Directory Server の準備」: Directory Server を準備するときは、このボタンをクリックし、「Sun ディレクトリソースの準備」の操作手順に従います。

      インデックスが削除された場合や、旧バージョン形式の更新履歴ログデータベースを失った場合など、最初にサーバーを準備したあとで Directory Server に変更が生じたときは、サーバーの準備を再度実行できます。

    • 再同期間隔: ディレクトリサーバーコネクタが変更を確認する頻度を指定します。(デフォルトは 1000 ミリ秒)

  5. 同期対象の Sun Java System Directory Server エンタープライズ内のユーザー入力ごとに Directory Server ディレクトリソースを追加します。

    完了したら、少なくとも 1 つの Windows ディレクトリソースを作成します。