Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

Procedureディレクトリサーバーコネクタをインストールする

  1. ディレクトリサーバーコネクタコンポーネントの横にあるボタンを有効にし、「次へ」をクリックします。

    「Directory Server コネクタのクレデンシャル」パネルが表示されます。

    主 Directory Server のユーザー DN とパスワードを入力し、必要な場合は副サーバーのユーザー DN とパスワードも入力します。
    注 –

    ユーザー DN のフィールドには、完全指定のディレクトリマネージャー識別名が自動的に入力されますが、この情報は必要に応じて変更できます。


    次の情報を入力します。

    • 一次 Directory Server ユーザー DN」: デフォルトのユーザー DN を変更する必要がある場合は、完全指定のディレクトリマネージャー識別名を入力します。

    • 一次 Directory Server パスワード」: ディレクトリマネージャーのパスワードを入力します。

      副マスターを使用している場合は、「二次 Directory Server ユーザー DN」と「二次 Directory Server パスワード」のフィールドが入力可能になります。このディレクトリマネージャーの DN フィールドには、「一次 Directory Server ユーザー DN」および「一次 Directory Server パスワード」フィールドと同じエントリが自動的に入力されます。この情報は必要に応じて変更できます。

      Directory Server が準備済みでデータの同期が可能な状態であることが検証されます。Directory Server の準備 (「Sun ディレクトリソースの準備」) が完了している場合、コネクタが Directory Server との接続に使用するアカウント (たとえば、 uid=PSWConnector,suffix) が作成されます。

  2. 「次へ」をクリックして、「コネクタポートの設定」区画に進みます。

    完全修飾ローカルホスト名とコネクタポート番号を入力します。
  3. ドメイン名を含む完全修飾ローカルホスト名と、コネクタが待機する使用可能なポート番号を指定します。すでに使用されているポートを指定すると、エラーメッセージが表示されます。

  4. 「次へ」をクリックして「インストール準備完了」区画を表示します。この区画には、コネクタのインストール場所と、インストールに必要なディスク容量が表示されます。問題がなければ、「すぐにインストール」ボタンをクリックします。

    この区画には、インストールするコネクタ、ディレクトリの場所、およびインストールに必要なディスク容量が表示されます。
    注 –

    コアをローカルマシンにインストールした場合、「インストール準備完了」区画には、コネクタのインストールに必要な容量が 0 と表示されます。これは、コアのインストール時にコネクタバイナリがすでにインストールされているためです。それ以上インストールするバイナリが存在しないため、追加容量も必要ありません。

    コアをインストールしたマシンとは異なるマシンにコネクタをインストールする場合は、「インストール準備完了」区画に、ローカルマシンへのコネクタのインストールに必要な容量が表示されます。


    コネクタのインストールは、次の 2 つのステップを経て完了します。

    • バイナリがインストールされる間、「ンストール中」区画と進捗バーが表示されます。

    • 次に、「コンポーネントの設定」区画に進捗バーが表示されます。このステップの完了には数分かかります。


      注 –

      インストールを開始する前にコンソールを閉じなかった場合は、次の警告が表示されます (「ディレクトリサーバーコネクタのインストール」)。コンソールで「リセット」をクリックし、コネクタの設定を読み込み直してください。


      この区画には、インストールするコネクタ、ディレクトリの場所、およびインストールに必要なディスク容量が表示されます。

      両方のステップが完了すると、「インストール概要」区画が表示されます。


    注 –

    ディレクトリサーバープラグインは、優先ホストおよび副ホスト (存在する場合) に対して設定されます。


    ディレクトリサーバープラグインのインストール
    注 –
    1. 「はい」をクリックすると、ディレクトリサーバープラグインがすべてのホスト (優先ホストと副ホスト) で設定されます。

    2. 「いいえ」をクリックすると、あとでコマンド行ツールの idsync dspluginconfig を使用して設定できます。詳細については、付録 A 「Identity Synchronization for Windows コマンド行ユーティリティーの使用」を参照してください。


  5. インストールログを表示する場合は、「詳細」ボタンをクリックします。

    • Solaris の場合: インストールログは /var/sadm/install/logs/ に書き込まれます。

    • Linux の場合: インストールログは /var/sadm/install/logs/ に書き込まれます。

    • Windows の場合: インストールログは %TEMP% ディレクトリに書き込まれます。このディレクトリは、通常、C:\Documents and Settings\Administrator の下にある Local Settings フォルダのサブディレクトリです。


      注 –

      Windows 2000 Advanced Server などの一部の Windows システムでは、Local Settings フォルダは隠しフォルダになっています。

      このフォルダと Temp サブディレクトリを表示するには、Windows エクスプローラを開き、メニューバーから「ツール」->「フォルダ オプション」を選択します。「フォルダ オプション」ダイアログボックスが表示されたら、「表示」タブをクリックし、「すべてのファイルとフォルダを表示する」オプションを有効にします。


  6. 「次へ」をクリックします。「実行手順リスト」パネルに、正しく完了した手順と、未完了の手順の一覧が表示されます。

    このパネルには、完了した手順と未完了の手順が表示されます。
  7. 表示内容を確認したら、「完了」をクリックします。

    ディレクトリサーバーコネクタのインストール後、リソースの設定時 (第 6 章「コアリソースの設定」) に設定したその他のコネクタをインストールできます。