Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

Procedureネイティブパッケージから Directory Server のみをインストールする

この手順では、Directory Server をネイティブパッケージからインストールする方法について説明します。この手順を実行するには、root である必要があります。


注 –

Directory Service Control Center をインストール済みの場合は、Directory Server がネイティブパッケージから自動的にインストールされています。DSCC と一緒にインストールされた Directory Server ソフトウェアを使用して、システムに独自の追加 Directory Server インスタンスを作成できます。


始める前に

このインストール用に、次の図に示す Java Enterprise System Update 1 配布を入手します。

Java Enterprise System 配布では、ネイティブにパッケージ化されたソフトウェアがインストールされます。

インストールに必要なすべての情報を次のワークシートに記入します。

必須情報 

ヒント 

解答 

Directory Server のインストール先システムの完全修飾されたホスト名 

例: ds.example.com

 

(省略可能) Directory Service Control Center からアクセスするための cacao 共通エージェントコンテナのポート番号 

デフォルト: 11162

 

Directory Server インスタンスの作成先のファイルシステムパス 

例: /local/ds/

インスタンスを作成できるのはローカルファイルシステム上のみです。NFS などのネットワークマウントのファイルシステム上に作成しないでください。 

各パスは、以後 instance-path と呼ばれます。

 

LDAP ポート番号 

デフォルト: root でインストールする場合は 389root 以外でインストールする場合は 1389

 

LDAP/SSL ポート番号 

デフォルト: root でインストールする場合は 636root 以外でインストールする場合は 1636

 

ディレクトリマネージャー DN 

デフォルト: cn=Directory Manager

 

ディレクトリマネージャーのパスワード 

8 文字以上の長さが必要 

 

ベースサフィックス DN 

例: dc=example,dc=com

 

(UNIX システム) サーバーユーザー (uid)

例: noaccess

 

(UNIX システム) サーバーグループ (gid)

例: noaccess

 

  1. 使用しているプラットフォームに必要なパッチまたはサービスパックをインストールします。

    『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 リリースノート』「オペレーティングシステムの要件」を参照してください。

  2. Java Enterprise System の配布を使用して、Java ES インストーラを root として実行します。


    root# ./installer
    
  3. Directory Server コンポーネントをインストール対象として選択します。

    Directory Server コンポーネントが選択されています。

    多言語パッケージをインストールしない場合は、「選択したすべてのコンポーネントに多言語パッケージをインストール」チェックボックスを選択解除します。

  4. ソフトウェアを 6.3 にアップグレードするため、あとで設定することを選択します。

    「あとで設定する」が選択されています。
  5. Java ES インストーラによるインストール作業を完了します。