すべての共有コンポーネントが最新であることを確認します。詳細は、「パッチを使用して共有コンポーネントをアップグレードする」を参照してください。
すでに Directory Server Enterprise Edition 6.0、6.1、または 6.2 がインストールされている場合は、次の手順でバージョン 6.3 にアップグレードします。
これらの手順を実行するには、root である必要があります。
Directory Server Enterprise Edition のアップグレードを終えても、Directory Server インスタンス、Directory Proxy Server インスタンス、および設定情報はすべて影響を受けません。
さまざまなプラットフォームで Directory Server Enterprise Edition をアップグレードするのに必要なパッチ番号を次の表に示します。新しいパッチバージョンが利用可能になった場合は、表に示すバージョンではなく新しいバージョンを使用してください。
説明 |
Directory Server Enterprise Edition コア |
Directory Server Enterprise Edition ローカリゼーション |
---|---|---|
パッチ ID: Solaris SPARC | ||
パッチ ID: Solaris 9 x86 | ||
パッチ ID: Solaris 10 x86 または AMD x64 | ||
パッチ ID: Linux | ||
パッチ ID: Windows Windows 用の Directory Server Enterprise Edition 6.1 パッチは提供されませんでした。そのため、このパッチは 6.1 インストールのアップグレードに適用されません。 |
ローカライズされた Directory Server Enterprise Edition を正常に動作させるために、コアのパッチをインストールする前にローカライズされたパッチをインストールしてください。
各ローカリゼーションパッチには、選択したプラットフォームでサポートされるすべての言語が含まれます。
DSCC レジストリを停止します。
Solaris の場合
# dsadm stop /var/opt/SUNWdsee/dscc6/dcc/ads |
Linux の場合
# dsadm stop /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads |
Windows の場合
dsadm.exe stop C:\Program Files\Sun\JavaES5\DSEE\var\dscc6\dcc\ads |
Directory Server および Directory Proxy Server の実行中のインスタンスをすべて停止します。
共有コンポーネントをアップグレードします。「パッチを使用して共有コンポーネントをアップグレードする」を参照してください。
Directory Server Enterprise Edition 6.3 パッチをダウンロードします。
詳細は、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 リリースノート』の「ソフトウェアの入手」を参照してください。
パッチを保存したディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行してパッチをインストールします。
Solaris OS
Directory Server Enterprise Edition をアップグレードする前に、119254-38 (Solaris 10 SPARC の場合) または 119255-38 (Solaris 10 x86 の場合) をインストールします。パッチのダウンロードについては、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 リリースノート』の「ソフトウェアの入手」を参照してください。
または、Directory Server Enterprise Edition アップグレードパッチの適用時に、Solaris 10 SPARC および Solaris 10 x86 で patchadd コマンドに -G を指定して実行します。
例: # patchadd -G patch-id
ほかの Solaris OS の場合は、次のコマンドを使用します。
# patchadd patch-id
Linux
installpatch ファイルの存在するディレクトリを開きます。
installpatch を実行します。
# ./installpatch |
インストール中に installpatch でエラーが表示されたら、エラーを解決してパッチを再インストールしてください。
Windows
patch-id.exe 実行可能ファイルの存在するフォルダを開きます。
patch-id.exe をダブルクリックします。
ローカライズ版のパッチは、ベースパッチに同梱されています。
パッチのインストールに成功したら、次のコマンドを実行します。
# dsccsetup console-unreg # dsccsetup console-reg |
必要に応じて Directory Server インスタンスおよび Directory Proxy Server インスタンスを起動します。
DSCC レジストリを再起動します。
Solaris の場合
# dsadm start /var/opt/SUNWdsee/dscc6/dcc/ads |
Linux の場合
# dsadm start /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads |
Windows の場合
dsadm.exe start C:\Program Files\Sun\JavaES5\DSEE\var\dscc6\dcc\ads |
ソフトウェアのインストール後に、「環境変数」を参照してください。