Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

パッシブハングアップのトラブルシューティング

top または vmstat 1 の出力に低い CPU レベルが表示される場合は、パッシブハングアップです。

パッシブハングアップの考えられる原因

パッシブハングアップの原因としては、次のことが考えられます。

パッシブハングアップのデータの収集と分析

Solaris システムでは、Solaris pstack ユーティリティーを使用して、ハングアップしている Directory Server プロセススタックの複数のトレースを収集します。このコマンドは、root-dir/bin/slapd/server ディレクトリから実行します。サーバーがハングアップしている間に、この情報を収集する必要があります。連続した pstack データを 3 秒ごとに収集してください。

サーバーがハングアップしている間に、サーバースレッドの状態が示された複数のコアファイルを収集します。これには、gcore コマンドを使用してコアファイルを生成し、コアファイルの名前を変更して、30 秒待ってから別のコアファイルを生成します。この手順をあと 1 回以上繰り返して、コアファイルと関連するデータのセットを 3 つ以上取得します。

コアファイルの生成の詳細については、「コアファイルの生成」を参照してください。