Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

replcheck を使用した問題の診断

診断モードで実行する場合、replcheck ツールはレプリケーション切断の原因を診断して、推奨する修復処理の概要を示します。このツールは、レプリケーショントポロジ内の各サーバーの RUV を比較して、マスターが同期しているかどうかを確認します。検索結果から、すべてのコンシューマレプリカのメモリー内 RUV が定時に展開されるか、展開されないがサプライヤレプリカの RUV と等価であることが判明すると、このツールはレプリケーションの停止が発生していないと結論します。

レプリケーションの問題を診断するには、次のように replcheck ツールを実行します。


replcheck diagnose topology-file

topology-file には、ファイルのパスを指定します。次に示す書式に従って、各行に 1 つのレコードを含めます。 hostname:port:suffix_dn[: label]。オプションの label フィールドには、表示またはログに記録されるメッセージに表示される名前を指定します。label を指定しない場合、hostname : port が代わりに使用されます。

たとえば、次のトポロジファイルは、2 つのホストで構成されるレプリケーショントポロジを表します。


host1:389:dc=example,dc=com:Paris
host2:489:dc=example,dc=com:New York