Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

ハングアップに関するデータの分析

Directory Proxy Server がクラッシュする際には、常にコアが生成されます。このコアファイルおよびそのプロセススタックを使って、問題を分析できます。コアファイルの分析については、「Solaris でのコアファイルの確認」を参照してください。ただし、ユーティリティーを ns-slapd バイナリディレクトリから実行するのではなく、から実行する必要があります。

たとえば、truss コマンドの出力がクラッシュ時にシステムコールが作成されていないことを示している場合は、パッシブハングアップであることがわかります。コアファイルおよび jstack または pstack の情報を確認することにより、処理を続行するためにロックが解除されるのを待っている複数のスレッドを特定できます。さまざまなツールの出力を比較することにより、問題の原因がデッドロックであることを推測できます。この情報を使用することで、Sun サポートは問題解決の支援を適時的確に行うことができます。