Communications Suite に含まれる Common Agent Container (V2.0) では、デフォルトで次のポートが予約されています。
JMX ポート (TCP) = 11162
SNMP アダプタポート (UDP) = 11161
トラップ用 SNMP アダプタポート (UDP) = 11162
Commandstream アダプタポート (TCP) = 11163
RMI コネクタポート (TCP) = 11164
Sun Cluster のインストールに関する問題を解決しようとする場合、Sun Cluster では異なるバージョンの共通エージェントコンテナを使用しているため、ポートの割り当てが異なります。この場合、デフォルトのポートは次のようになります。
JMX ポート (TCP) = 10162
SNMP アダプタポート (UDP) = 10161
トラップ用 SNMP アダプタポート (UDP) = 10162
Commandstream アダプタポート (TCP) = 10163
RMI コネクタポート (TCP) = 10164
上記のポート番号のいずれかがすでにインストール時に予約されている場合は、Common Agent Container が使用するポート番号を次の手順の説明に従って変更します。
Common Agent Container の cacaoadm コマンドの詳細については、cacaoadm のマニュアルページを参照してください。このマニュアルページをコマンド行に表示できない場合は、MANPATH が正しく設定されているか確認します。「MANPATH の確認」を参照してください。
ルートとして、Common Agent Container 管理デーモンを停止します。
/opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm stop |
次の構文を使用して、ポート番号を変更します。
/opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm set-param param=value
たとえば、SNMP アダプタが占有するポートをデフォルトの 11161 から 11165 に変更するには、次のようにします。
Sun Cluster では、以前に指定したポートを使用します。
/opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm set-param snmp-adaptor-port=11165 |
Common Agent Container 管理デーモンを再起動します。
/opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm start |
ルートとして、Common Agent Container 管理デーモンを停止します。
/opt/sun/cacao/bin/cacaoadm stop |
次の構文を使用して、ポート番号を変更します。
/opt/sun/cacao/bin/cacaoadm set-param param=value
たとえば、SNMP アダプタが占有するポートを 11161 から 11165 に変更するには、次のようにします。
/opt/sun/cacao/bin/cacaoadm set-param snmp-adaptor-port=11165 |
Common Agent Container 管理デーモンを再起動します。
/opt/sun/cacao/bin/cacaoadm start |