Calendar Server はホストされた (または仮想) ドメインをサポートしています。ホストしているドメインのインストールでは、各ドメインが Calendar Server の同じインスタンスを共有するため、1 つのサーバーに複数のドメインが存在できます。各ドメインはネームスペースを定義し、1 つのネームスペースではすべてのユーザー、グループ、リソースが一意です。各ドメインには、変更可能な属性とユーザー設定もあります。
ホストしているドメインのインストールおよび設定には、スキーマ 2 だけを使用してください。
ホストしているドメインをサーバーにインストールおよび設定するには、次の高レベルの手順を実行します。
Directory Server をインストールおよび設定します。
Web Server または Application Server をインストールおよび設定します。
Access Manager をインストールおよび設定します。
Access Manager とともに Delegated Administrator がインストールされます。
Delegated Administrator を使用して、サイトのドメインを作成します
Calendar Server をインストールします。
このスクリプトの実行手順については、「Calendar Server のインストール後の設定」を参照してください。
Communications Services Delegated Administrator を設定します。
Communications Services Delegated Administrator ユーティリティーの設定手順と使用手順については、『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』を参照してください。
デフォルトドメインおよびサイト管理者 (calmaster ) を作成します。
デフォルトドメインは Delegated Administrator の設定時に作成されます。ただし、ドメインエントリを変更して、Calendar または Mail サービスを追加する必要があります。さらに、サイト Calendar 管理者 (calmaster ) も設定する必要があります。これらの 2 つのタスクの実行方法の手順については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』のパート II「Calendar Server バージョン 6.3 ソフトウェアのインストール後の設定」を参照してください。
Calendar Server の設定
csconfiguratior.sh プログラムの実行手順については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』の第 2 章「Calendar Server 6.3 ソフトウェアの初期実行時設定プログラム (csconfigurator.sh)」を参照してください。
Calendar Server のドメインの設定パラメータを設定します
設定パラメータおよびその値のリストについては、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』の「Calendar Server ドメインの構成パラメータ」を参照してください。
Delegated Administrator を使用して、ユーザーとリソースをドメインに読み込みます
Calendar Server サービスを起動します。
手順については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』の「Calendar Server 6.3 プロセスの起動と停止」を参照してください。
常時 Communications Services Delegated Administrator インタフェースを使用して、スキーマ 2 のプロビジョニングを行なってください。
スキーマ 1 のプロビジョニングツールはホストしているドメインをサポートしていません。