この例では、ルートが所有しない Web コンテナで実行可能な Access Manager のインストールシーケンスと設定手順について説明します。
インストール計画で、スーパーユーザー ( root ) が所有していない Web Server または Application Server のインスタンスに Access Manager を配備する必要があるときは、Directory Server 、Web Server、または Application Server とは異なるインストールセッションで Access Manager をインストールする必要があります。
このインストールシーケンスを作成する一般的な手順は、次のとおりです。
セッション 1、ホスト A: Directory Server をインストールします。
セッション 2、ホスト B: Web Server をインストールします。
セッション 3、ホスト B: Access Manager をインストールします。
ルートが所有する Web Server または Application Server のインスタンスで Access Manager を配備済みの場合, この節の手順を実行する前に、Access Manager のコピーをすべてアンインストールします。
必要な作業の概要は以下のとおりです。
インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。
この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。
インストールの前提要件をチェックします。
開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。
「今すぐ設定」タイプを使用して、Directory Server をインストールします
「共通サーバー設定」ページで、システムユーザーの非ルートユーザーおよびシステムグループの非ルートグループを入力します。
1024 より大きい Directory Server のポート番号を選択します (インスタンス LDAP ポート用の 389 およびインスタンス SSL LDAP ポート用の 636 )。
非ルートユーザーとして、Directory Server を起動します (非ルートユーザーが、すべてのプロセスを所有する必要がある)
必要な作業の概要は以下のとおりです。
インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。
この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。
インストールの前提要件をチェックします。
開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。
「今すぐ設定」タイプを使用して、Web Server をインストールします
非ルートユーザーとして、Web Server の管理インスタンスと Web Server インスタンスを起動します
非ルートユーザーが、すべてのプロセスを所有するようにしてください。
必要な作業の概要は以下のとおりです。
「あとで設定」タイプを使用して、Access Manager をインストールします
次のディレクトリの所有者を root/other から non-root user/non-root group に変更します。
次の共有コンポーネントディレクトリは、Access Manager の設定プログラムによって Web コンテナのクラスパス内に設定されているため、変更する必要があります。非ルートユーザーが、すべてのプロセスを所有するようにしてください。
Solaris OS の場合: /opt/SUNWma and /etc/opt/SUNWma
Linux の場合: /opt/sun/mobileaccess および /etc/opt/sun/mobileaccess
chown -R nonroot-user:nonroot-group /opt/SUNWma /etc/opt/SUNWma |
Access Manager を配備します
./amconfig -s ./am.non_root_install |
非ルートユーザーとして、Web Server 管理インスタンスと Web Server インスタンスを停止します
ルートとして、Web Server のインストールディレクトリの所有者を変更します
chown -R <non-root-user\>:<non-root-group\> WebServer-base |
非ルートユーザーとして、Web Server 管理インスタンスと Web Server インスタンスを起動します