インストーラは、すでにインストールされている製品コンポーネントのバージョンがないかホストを調べます。検出された場合は、検出されたコンポーネントのリストが「このホストのコンポーネント製品」というタイトルの下に表示されます。
インストールセッションを進める途中で、続行する前にこれらのコンポーネントをアップグレードまたは削除するよう指示される場合があります。これらの問題が解決したら、インストールを続行することができます。
コンポーネント選択のメインメニューが表示されます。次に例を示します。
ソフトウェアコンポーネントの選択 - メインメニュー --------------------------------------- 注: "* *" は、選択が無効であることを示します。 [ ] 1. Calendar Server 6.3 [ ] 2. Directory Preparation Tool 6.4 [ ] 3. Web Server 7.0 [ ] 4. Messaging Server 6.3 [ ] 5. Directory Server Enterprise Edition 6.0 [ ] 6. Access Manager 7.1 [ ] 7. High Availability Session Store 4.4 [ ] 8. Communications Express 6.3 [ ] 9. Communication Services Delegated Administrator [ ] 10. Message Queue 3.7 UR1 [ ] 11. Application Server Enterprise Edition 8.2 [ ] 12. Monitoring Console 1.0 [ ] 13. Instant Messaging 7.2 [ ] 14. Java DB 10.1 [ ] 15. すべての共有コンポーネント インストールする製品のリストをコンマで区切って入力するか、または R を入力してリストを更新します [] {"<" 戻る, "!" 終了}: |
インストールするコンポーネントに対応する番号をコンマで区切って入力し、Return キーを押します。
「ソフトウェアコンポーネントの選択 — 選択内容の確認」というリストが表示され、選択したコンポーネントが表示されます。
選択したコンポーネントが正しければ、Return キーを押します。
選択した各コンポーネントのサブコンポーネントをインストールするかどうかを、インストーラから確認されます。次に例を示します。
コンポーネントの選択 – 選択された製品 "Directory Server Enterprise Edition 6.0" --------------------------------------------------------------- *[X] 1. Directory Server 6 Core Server *[X] 2. Directory Service Control Center *[X] 3. Directory Server コマンド行ユーティリティー *[X] 4. Directory Proxy Server 6 Core Server インストールするコンポーネントをカンマで区切ったリストを入力します (すべてのコンポーネントをインストール する場合は A を入力) [A] {"<" 戻る, "!" 終了} |
サブコンポーネントがない製品コンポーネントもあります。この場合、このようなコンポーネントは表示されますが、回答が求められることはありません。
サブコンポーネントを選択します。
サブコンポーネントの選択がすべて完了すると、インストーラによって多言語パッケージをインストールするかどうかを確認されます。
選択したすべてのコンポーネントに多言語パッケージをインストールする場合は、Y と入力し、Return キーを押します。
デフォルトは N で、その場合は英語パッケージだけがインストールされます。Y と入力した場合は、選択したすべてのコンポーネントにすべての言語の多言語パッケージがインストールされます。
製品コンポーネントの依存性に関するエラーを解決します。
コンポーネントの依存性に問題がある場合、問題の種類に応じて「製品の依存関係のチェック」エラーまたは警告が表示されます。一般的な問題には次のものがあります。
ローカル依存性が満たされていない
この場合、コンポーネント選択に戻り、ローカル依存関係を解決できるように、適切な製品コンポーネントを選択します。
あとで行うインストール後設定の間にリモート依存性が満たされる
リモートインストールを指定するつもりがない場合、コンポーネントの選択に戻り、ローカルで依存性を満たすように適切な製品コンポーネントを選択します。
製品コンポーネントの以前のバージョンがローカルホストにすでにインストールされている
互換性のないバージョンの製品コンポーネントが見つかると、インストーラを終了して、その互換性のないバージョンをアップグレードまたは削除する必要があります。
共有コンポーネントの依存性に関するエラーを解決します。
ホスト上で互換性のないバージョンの共有コンポーネントが見つかった場合は、これらをアップグレードするかどうかを確認されます。「アップグレードの必要がある共有コンポーネント」リストを確認し、それらの共有コンポーネントをインストーラが自動的にアップグレードしても問題がないかどうか判断してください。
Communications Suite 以外のアプリケーションについては、ホストに存在する依存関係を確認せずに共有コンポーネントをアップグレードしないでください。必要となる共有コンポーネントのバージョンと、これらの既存のアプリケーションとの間に互換性があるかどうかを最初に確認する必要があります。Communications Suite 製品コンポーネントのアップグレードの詳細については『Sun Java Communications Suite 5 アップグレードガイド』、Java ES 製品の場合は『Sun Java Enterprise System 5 アップグレードガイド (UNIX 版)』を参照してください。
1 (デフォルト) を入力するか Return キーを押すと、インストーラはそれらの共有コンポーネントを自動的にアップグレードします。
2 を入力してインストールセッションを取り消した場合は、それらの共有コンポーネントを手動でアップグレードできます。
2 を入力した場合は、「アップグレードの必要がある共有コンポーネント」リストにある共有コンポーネントを削除またはアップグレードしないと、インストールを続行できません。
Solaris OS の場合は、インストーラが J2SE SDK をアップグレードするべきかどうかを指定します。
互換性のないシステム全体バージョンの J2SE SDK が検出された場合、インストーラを使って自動的にアップグレードするのか、または手動でアップグレードするのかを確認されます。Linux プラットフォームには、J2SE SDK のシステム全体の特定インストールが存在しないため、インストーラによるこのチェックは Solaris プラットフォームでのみ行われます。