ここでは、Communications Suite 製品コンポーネントのインストール後設定の完了後に、それらのコンポーネントが正しく動作していることを確認するための指針を示します。
Communications Suite を起動するには、特定の順序で製品コンポーネントを 1 つずつ起動します。最初に Directory Server によって提供される基本サービスと Web コンテナ (Web Server または Application Server) を起動します。Communications Suite は、インストール中にこれらのサービスの実行可能インスタンスを作成します。Access Manager は Web コンテナ内で動作するため、Access Manager は、Web コンテナを起動したときに起動します。
Communications Suite 製品コンポーネントセット全体を起動するための一般的なシーケンスは、次の表に示すとおりです。左側の列は起動手順の実行順序、中央の列は作業の内容、右側の列は作業の実行手順が解説されている場所をそれぞれ示しています。
表 7–1 Communications Suite の推奨される起動手順
書き込みの順番を決定する |
作業 |
参照マニュアル |
---|---|---|
1 |
Directory Server を起動します。 | |
2 |
使用する Web コンテナを起動します。Access Manager がインストールされている場合には、これも起動されます。Communications Express がインストールおよび設定されている場合には、これも起動されます。 |
|
Application Server を起動します (Message Queue も起動する)。 | ||
Web Server を起動します。 | ||
IBM WebSphere Server を起動します。 |
このサーバーに関しては、サードパーティーの資料を参照してください。 |
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BEA WebLogic Server を起動します。 |
このサーバーに関しては、サードパーティーの資料を参照してください。 |
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3 |
Access Manager を起動します。 | |
5 |
Instant Messaging を起動します。 | |
6 |
Messaging Server を起動します。 | |
7 |
Calendar Server を起動します。 | |
9 |
Monitoring Console を起動します。 |
『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』の「Monitoring Console の起動」 |
Communications Suite 製品コンポーネントセット全体を停止するときは、このシーケンスと逆の順序で行います。
この章で示す例のほとんどは、デフォルトの情報に基づいています。設定時に指定したインストール値や設定値がわからない場合は、例に示されている値を試してください。