以下の中から関係のある表を調べて、アンインストーラが各 Communications Suite 製品コンポーネントに対して行う内容を確認してください。さらに、作業手順の計画を立てて、データが紛失したり相互依存関係が消失したりすることがないようにします。
場合によっては、コンポーネントファイルがアンインストール後も残り、それが原因でそれ以降のインストールが失敗することがあります。この場合は、解決の指針として、「アンインストール時に残されたファイルによるインストールの失敗」を参照してください。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
トピック |
詳細 |
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設定データとユーザーデータ |
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このコンポーネントに必要なその他のインストール |
同一システム上に Message Queue が必要です。 |
このインストールを必要とする製品 |
Web コンテナとして Application Server を使用するように設定されたコンポーネント: Access Manager、Communications Express、Delegated Administrator、Instant Messaging。 |
アンインストール前の作業 |
設定データを保存するために、管理ドメインディレクトリのコピーを作成します。 |
アンインストール後の作業 |
システムから Application Server を完全に削除するには、残っているすべての Application Server のログファイルとディレクトリを削除します。Application Server ディレクトリのデフォルトの場所: Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver /opt/SUNWappserver/appserver or ApplicationServer-base Linux の場合: /var/opt/sun/appserver /opt/sun/appserver Message Queue のアンインストール後の作業については、「Message Queue のアンインストール動作」を参照してください。 |
トピック |
詳細 |
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設定データとユーザーデータ |
設定データとユーザーデータはアンインストール時には削除されず、以後のインストール時に上書きされます。 Calendar Server のカスタマイズ情報はアンインストール時に削除されます。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
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このインストールを必要とする製品 |
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アンインストール前の作業 |
設定データやユーザーデータの再利用を予定している場合は、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』に記載されている移行手順に従ってください。 |
アンインストール後の作業 |
不要なログファイルと Calendar Server ディレクトリを削除します。 |
トピック |
詳細 |
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設定データとユーザーデータ |
すべての設定データ、ユーザーデータ、UI カスタマイゼーションは、アンインストール後も維持されます。 Communications Express ファイルは 2 つの場所に保存されます。 デフォルトのパッケージインストール: Solaris OS の場合: /opt/SUNWuwc Linux の場合: /opt/sun/uwc 設定時にデフォルトで作成されるアプリケーション配備: Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWuwc Linux の場合: /var/opt/sun/uwc Communications Express をアンインストールすると、アンインストーラはパッケージインストールの場所だけからデータを削除します。アプリケーション配備の場所にあるデータは、そのまま残されます。アプリケーション配備の場所からアプリケーションにアクセスすることができます。 ただし、すべての設定データと UI カスタマイゼーションは再設定時に上書きされます。ユーザーデータは再設定後もそのまま維持されます。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
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このインストールを必要とする製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
Communications Express の配備を解除します。『Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド』の「Communications Express の配備解除」の節を参照してください。 |
アンインストール後の作業 |
不要なログファイルと Communications Express ディレクトリを削除します。 |
トピック |
詳細 |
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設定データ |
設定データとユーザーデータはアンインストール時に削除されません。このデータは以降のインストール時に上書きされます。 Delegated Administrator へのカスタマイズはアンインストール時に削除されます。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
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このインストールを必要とする製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
設定データやユーザーデータの再利用を予定している場合は、『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』の「既存の設定の保存」を参照してください。 Web コンテナの配備解除コマンドを使用して、Delegated Administrator Web アプリケーションの配備を解除します |
アンインストール後の作業 |
不要なログファイルと Delegated Administrator ディレクトリを削除します。 |
トピック |
詳細 |
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設定データ |
アンインストールする Directory Proxy Server インスタンスの設定データは、アンインストール時に削除されます。 Directory Proxy Server の複数のインスタンスで共有される設定データは、アンインストール後も残されます。 Directory Proxy Server はユーザーデータを持ちません。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
Directory Proxy Server は、ローカルまたはリモートの Directory Server への論理依存関係を持ちます。 |
このインストールを必要とする製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
なし |
アンインストール後の作業 |
なし |
トピック |
詳細 |
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設定データとユーザーデータ |
すべての設定データとカスタマイズ情報はアンインストール後も残されるため、以後のインストールで再利用できます。デフォルトで、これには設定ファイル、ログ、MTA キュー、メッセージストア、およびそのほかの読み取り/書き込み作業ファイルなどが含まれます。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
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このインストールを必要とする製品 |
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アンインストール前の作業 |
なし |
アンインストール後の作業 |
状況によっては、「Messaging Server のアンインストール後の作業」に記載されているアンインストール後作業が必要になる場合があります。 |
トピック |
詳細 |
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設定データ |
インスタンスに固有の設定データ、ユーザーリポジトリ、およびアクセス制御ファイルはアンインストール後も残され、以後の再インストール時に再利用できます。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
Directory Server (オプション) |
このインストールを必要とする製品 |
Application Server (Message Queue と同じホストに格納する必要がある) Messaging Server |
アンインストール前の作業 |
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アンインストール後の作業 |
Message Queue の再インストールを予定していない場合は、製品コンポーネントのマニュアルで説明されているコマンドを実行してシステムをクリーンアップします。 |
Monitoring Console のアンインストール動作については、『Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)』を参照してください。
トピック |
詳細 |
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設定データ |
インストールされてはいるが、クラスタノードの設定に一度も使用されていない Sun Cluster ソフトウェアを除き、Sun Cluster ソフトウェアの削除には アンインストーラを使用しません。詳細については、「Sun Cluster ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
Sun Cluster コアと Sun Cluster のエージェントは一緒に削除する必要があります。 Sun Cluster Geographic Edition コンポーネントが含まれるすべてのホストで、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを削除する必要があります。詳細については、『Sun Cluster Geographic Edition Installation Guide』の第 5 章「Uninstalling the Sun Cluster Geographic Edition Software」を参照してください。 |
このインストールを必要とする製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
Sun Cluster ソフトウェアのアンインストールには、Sun Cluster のインストール時に提供されるユーティリティーだけを使用します。Sun Cluster ソフトウェアを削除する前に、Sun Cluster Geographic Edition を削除する必要があります。 |
アンインストール後の作業 |
Sun Cluster ソフトウェアのアンインストール後に、productregistry ファイルのアップデートが必要になる場合があります。詳細については、「Sun Cluster ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。 |
トピック |
詳細 |
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設定データ |
インストール場所の下にある alias ディレクトリ内の証明書データベースファイルのみが維持されます。その他のファイルはすべて削除されます。 |
依存性 |
Directory Server (省略可能。外部 LDAP アクセス制御が選択された場合) |
アンインストール前の作業 |
Web Proxy Server のすべてのインスタンスを停止します。 |
アンインストール後の作業 |
WebProxyServer-base/alias ディレクトリの下に証明書データベースが保存されています。再インストールを実行する前に、この証明書データベースを移動し、古いインストールディレクトリを削除する必要があります。 |