Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド

アンインストール後に製品レジストリに含まれる共有コンポーネントが削除されたためにインストールが失敗する

Communications Suite 5 release から、インストールが終了すると、製品レジストリファイル内に共有コンポーネントが登録されるようになっています。

アンインストーラは、製品コンポーネントをシステムから削除しますが、共有コンポーネントは削除しません。アンインストールが終了しても、製品レジストリには共有コンポーネントのエントリが依然として含まれています。アンインストール後に共有コンポーネントを手動で削除しても、それらのコンポーネントは製品レジストリからは削除されません。したがって、次回の Communications Suite 5 のインストールは失敗します。なぜなら、手動で削除された共有コンポーネントに対するエントリが製品レジストリ内には依然として存在するため、インストーラはそれらのコンポーネントが存在するものと仮定するからです。


ヒント –

Communications Suite の共有コンポーネントをシステムから手動で削除しないでください。


推奨される解決方法: 製品レジストリファイルから対応するエントリを削除するか、製品レジストリファイル自体を削除します。製品レジストリファイルからエントリを削除するとファイルが壊れる危険性があるため、製品レジストリの全体を削除することをお勧めします。これを行う前に、Communications Suite コンポーネント以外の製品が製品レジストリファイルを使用していないことを確認してください。

Linux では、Solaris OS に存在するグラフィカル製品レジストリに相当するものがありません。Linux でファイルを手動で削除した場合、製品レジストリファイルを手動で編集して、それらのエントリを削除する必要があります。