Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド

Calendar Server のインストール後の設定

Calendar Server は、インストーラで (「今すぐ設定」を使って) 設定することはできません。「あとで設定」タイプでのインストール完了後に、次の手順に従って Calendar Server を設定します。


注 –

別の通信製品コンポーネントの設定時に、同じ Directory Server 上で Directory Preparation Tool をすでに実行済みの場合は、手順 1 を省略します。


Procedure「あとで設定」タイプでのインストール後に Calendar Server を設定する

  1. Directory Preparation Tool (comm_dssetup.pl) を実行することによって、通信サービス (Calendar Server、Messaging Server、および Delegated Administrator) 用に Directory Server を設定します。

    1. Calendar Server が稼働していることを確認します。

      「Directory Server の起動と停止」を参照してください。

    2. Directory Server がインストールされているホスト上で、Directory Preparation Tool を実行します。

      次に例を示します。


      perl /opt/SUNWcomds/sbin/comm_dssetup.pl
      
    3. スクリプトによって要求されたら、以前のバージョンの Calendar Server、Messaging Server、またはカスタムアプリケーションとの互換性を保持する必要がある場合を除いて、スキーマタイプとして「Schema 2 Native Mode」を選択します。

      適切な選択を行う方法の詳細については、『Sun Java Communications Suite 5 Schema Migration Guide 』を参照してください。

  2. /etc/hosts ファイルの 2 番目の列の内容が、単純なホスト名ではなく完全修飾ドメイン名 (FQDN) であることを確認します。

    次に例を示します。

    192.18.99.999 mycomputer.company.com mycomputer loghost

  3. Delegated Administrator を使って Calendar Server のユーザーのプロビジョニングを行う予定である場合、Delegated Administrator を設定するための追加手順を実行する必要があります。

    このユーティリティーを設定し、ユーザーをプロビジョニングする手順については、『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』を参照してください。


    注意 – 注意 –

    この手順は、インストールで LDAP Schema 2 を使用し、別の通信製品コンポーネントの設定時にこの手順を実行しなかった場合にのみ適用されます。


  4. Calendar Server の設定プログラムを実行することによって、Calendar Server を設定します。

    Solaris OS の場合: CalendarServer-base /opt/SUNWics5/cal/sbin/csconfigurator.sh

    Linux の場合: /opt/sun/calendar/sbin/csconfigurator.sh

    Calendar Server の設定方法の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』を参照してください。

  5. 必要に応じて、Sun Cluster ソフトウェアと組み合わせて使用できるように Calendar Server を設定します。

    「Sun Cluster データサービスの設定」を参照してください。