Sun Java Communications Suite 5 リリースノート

Communications Express のメールの問題

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マルチバイト共有フォルダへのメールの直接配信で、受信者のメールアドレスが破壊される

メールをマルチバイト共有フォルダに送信すると、受信者の電子メールアドレスが破壊され、メールがマルチバイト共有フォルダに配信されません。代わりに、マルチバイト共有フォルダの作成先のユーザーの受信箱に配信されます。これが正常に動作するのは、受信者の共有フォルダを IMAP-MUTF 7 を使って作成した場合だけです

回避方法: ブラウザでこの URL のポップアップブロッカーを無効にします。

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ブラウザでポップアップブロッカーを有効にしていると、Communications Express が正常に動作しない

ユーザーがブラウザのポップアップブロッカー機能を有効に設定していると、アプリケーションに関してはポップアップが有効な場合でも、Communications Express の「作成」、「返信」、「全員に返信」、「転送」、および「インライン転送」ウィンドウは表示されません。Communications Express は、これが有効なポップアップであることをブラウザに通知しません。

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ユーザーがほかのページを表示することでページが自動的に更新されないかぎり、サイズ制限によって Communications Express のメールコンポーネントの制限容量バーが更新されない。

メールの送信および受信時に、Communications Express はメールコンポーネント内の制限容量の状態表示を更新しません。ユーザーが「フォルダの管理」などのほかのページを表示するか、ページを更新する電子メールを開くと、アップデートされたサイズが更新されます。ユーザーのアクションによってページが自動的に更新される場合は、メールの制限容量バーは正確に表示されます。

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ユーザーが、@virtualdomain.com を指定せずにドメイン固有の URL を使用してログインすると、「メール」タブが表示されない

このバグは、ホストドメインをサポートするように設定された Communications Express にログオンするときに発生します。ホストドメインのシナリオでは、ユーザーは、uid と仮想ドメイン名を使用してログオンしてください。たとえば、uid@virtualdomain.com のようにします。ホストドメインを指定せずに Communications Express にログオンすると「メール」タブが表示されません。

回避方法: 仮想ドメインへのログオン中に、ブラウザで <virtualdomain>.siroe.com のように仮想ホストの URL を指定してから、uid@virtualdomain.com を使用して仮想ドメインにログオンすると「メール」タブが表示されます。説明は次のとおりです。

  • <virtualdomain> は、デフォルトドメイン (例では siroe.com) の下に設定されている仮想ドメイン

  • uid は、仮想ドメインのユーザーのユーザー ID

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同じ添付ファイルの複数のコピーを持つ下書きを保存すると、名前が重複する添付ファイルがすべて削除される

このバグは、ユーザーが、同じ名前の複数の添付ファイルを (サイズにかかわらず) 持つ電子メールの下書きを保存するときに発生します。下書きを保存するときに、添付ファイルの重複するコピーは失われ、1 つのコピーのみが下書きに保持されます。下書きを保存せずに送信すると、同じ添付ファイルの複数のコピーを持つ電子メールは正常に送信されます。

別のシナリオでは、ユーザーが vCard を添付した電子メールの下書きを保存しようとすると、保存時に vCard の添付が失われます。ユーザーが下書きを保存せずにメールを送信する場合は、正常に動作します。