Sun Java Communications Suite 5 リリースノート

Communications Express のカレンダの問題

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仮想ドメイン設定でパッチアップグレードを実行したあとで、「出席依頼」タブが無効になる

パッチを適用して、Communications Express を JES4 の非仮想ドメイン設定から Communications Suite version 5 の仮想ドメイン設定にアップグレードすると、カレンダユーザーインタフェースの「出席依頼」タブが無効になります。

回避方法: ユーザーのカレンダ LDAP エントリを消去すると、「出席依頼」タブが有効になります。

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表示および編集作業時に、複数行にわたるメモやリマインダメッセージが 1 行で表示される。

カレンダ内に作業メモやリマインダメッセージを追加する際、ユーザーが複数行で入力したつもりでも、メモやメッセージが 1 行で表示されます。

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大規模なカレンダインポートファイルのインポート時に、Communications Express によりサーバーエラーが表示される

大規模なカレンダファイルをインポートする際、Communications Express によりサーバーエラーが表示されます。Communications Express では、定義された制限内のファイルのアップロードが許可されます。ファイルのサイズが定義された値を超過すると、サーバーはエラーを表示します。デフォルトでは、Communications Express は 4M バイトまでのデータのインポートを許可します。このエラーは、カレンダの「インポート/エクスポート」ウィンドウに表示されます。Communications Express は、サーバーのエラーを処理することも、適切なメッセージを表示することもありません。

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既存のユーザーが非仮想ドメインから仮想ドメインに移行されると、所有者が予定/作業を編集および削除できない

非仮想ドメイン設定から仮想ドメイン設定に移行された場合、Communications Express では、デフォルトカレンダの所有者は、自分が作成した予定、作業、および出席依頼の編集や削除を実行できません。この結果、JES 4 の非ホストドメイン設定の既存のユーザーが Communications Suite version 5 のホストドメインに移行された場合、ユーザーは作成した予定を編集および削除できません。

回避方法: 「カレンダの管理」オプションを使って、読み取りおよび書き込み権限を明示的に割り当てます。カレンダの管理の詳細は、Sun Java System Communications Express 6.3 のオンラインヘルプを参照してください。

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月ごとに繰り返される予定のスケジュール設定時に Communications Express のカレンダコンポーネントの動作が不正になる

月ごとに繰りかえされる予定のスケジュール設定時に、Communications Express のカレンダコンポーネントの動作が不正になります。たとえば、月ごとに繰り返される予定を毎月の第 2 木曜日に設定した場合、繰り返しの最初のインスタンスが、第 3 木曜の予定として表示されます。

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カレンダ内の予定検索フィールドでワイルドカードが認識されない

Communications Express で予定や仕事を検索する場合、ワイルドカードは使えません。

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カレンダにインポートした予定と作業を編集できない

Communications Express は、あるカレンダから別のカレンダにインポートされた予定や仕事の編集を、同一のカレンダ所有者に対して許可しません (両方のカレンダに allow... 権限が設定されている場合)。

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Communications Express にログインすると、Calendar Express のデフォルトのカレンダ表示が日別表示に変更される

Delegated Administrator を使用して新規ユーザーを作成すると、Calendar Express へのログイン後に、デフォルトビューが概要ビューとして表示されます。ただし、Communications Express へのログイン後に、icsextendeduserprefs が LDAP 内に作成され (ユーザーが LDAP 内にプロビジョニングされ)、カレンダのデフォルトビューが日別表示として作成されるため (ceDefaultView=dayview)、ユーザーが Calendar Express に再度ログインすると日別表示が表示されます。

Communications Express では、概要ビューが提供されません。サポートされるのは、日別表示、週別表示、月別表示、年別表示だけです。ユーザーが Communications Express にログインすると、ceDefaultView などのさまざまなプロパティーを初期化して、LDAP 内でユーザーのプロビジョニングが実行されます。これらのデフォルト値は、uwcdomainconfig.properties から取得されます。このため、ユーザーが Calendar Express に再度ログインすると、この値が LDAP から表示用に使用されます。

Calendar Express から Communications Express への切り替え時に、ユーザーが Calendar Express および Communications Express のデフォルトビューが違うことに気づくことがあります。

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Internet Explorer で、「新しい作業」および「作業の編集」ウィンドウの「期限なし」を選択すると、「開始日」でミニカレンダが開かない

ユーザーが、Communications Express の「カレンダ」タブから作業を作成または編集すると、「開始日」を含む行のミニカレンダアイコンは無効になります。この問題は、作業で「期限なし」チェックボックスが選択されている場合に発生します。このバグは、使用しているブラウザが Internet Explorer 6 の場合にのみ発生します。

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カレンダグループで予定を検索するときの Communications Express カレンダの Web 例外

ユーザーが、所有しているカレンダおよび購読しているカレンダで構成されているカレンダグループで、関係する予定を検索すると、Communications Express カレンダクライアントが例外を表示します。ユーザーがカレンダグループを作成し、このグループで特定の予定を検索する場合、Communications Express クライアントは、ページを表示できないというエラーを返します。この結果、ユーザーはカレンダグループで予定を検索できないため、それぞれのカレンダを個別に検索する必要があります。

この問題は、予定名のアルファベット順によるものです。所有者のカレンダ内の予定が、購読しているカレンダ内の予定よりもアルファベット順で前になっている場合、この問題は発生しません。購読しているカレンダ内の予定の先頭の文字が、所有者のカレンダ内の予定よりもアルファベット順で前になっている場合に、この問題が発生します。