ここでは、このリリースの時点で Instant Messenger に存在する既知の問題について説明します。次の節が含まれます。
アイドル状態の検出機能が、Mac OS に実装されていない。
ユーザーが Instant Messenger セッションから退出しても、ユーザーの不在は自動的には検出されません。
回避方法: Mac OS ユーザーは、退室前にステータスを明示的に「不在」に設定する必要があります。
カスタマイズされたステータスが削除できない。
回避方法: もっとも少なく使用されたステータスが、最終的に削除されます。ステータスを即座に削除するには、カスタマイズした 5 つの新規ステータスを追加します。すると、もっとも古いステータスが消滅します。
ユーザーが「設定」ダイアログボックスの「プライバシ」タブで行なった変更が、「了解」をクリックしたときではなく、変更が行われたときに保存される。
このため、このタブで変更を行なったあとで「取消し」をクリックしても、変更が保存されます。
回避方法: ありません。
Instant Messenger が Java プラグインから起動されると、「アイドル」または「不在」ステータスの優先度をユーザーが設定できない。
Instant Messenger が Java プラグインを使って起動されていると、アイドルおよび不在のステータスの優先度を設定するオプションが、ユーザーインタフェースに表示されません。Instant Messenger を Java Web Start から起動している場合、この問題は発生しません。
回避方法:
Java Web Start を使って Instant Messenger を起動します。
「ツール | 設定」を選択して「設定」ダイアログボックスを表示します。
「詳細」タブを選択します。
必要に応じて「アイドル」および「不在」の優先度を設定します。これらのオプションの詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
2005Q4 以前の Instant Messenger をリダイレクトサーバーとともに使用できない。
古いバージョンの Instant Messenger は、XMPP リダイレクトをサポートしていません。
回避方法: Instant Messenger を 2006Q1 以降にアップグレードします。
(Windows のみ) クライアントが Windows の Java プラグインから起動されると、「デスクトップ統合設定」オプションが表示されない
Java プラグインは、デスクトップの統合をサポートしていません。そのため、「設定」ダイアログボックスの「全般」タブに「デスクトップ統合設定」オプションが表示されません。
回避方法: Java Web Start からアプリケーションを起動します。
一般ユーザーが最後に正常にログインしたサーバーが、Instant Messenger の「ログイン」ダイアログボックスに表示されない場合がある。
この動作はユーザー名の動作と矛盾します。ユーザー名の場合は、最後に正常に使用されたユーザー名が、「ログイン」ダイアログボックスに表示されます。
回避方法:
「ログイン」ダイアログボックスで、「詳細」をクリックします。
「サーバー」ドロップダウンリストから該当するサーバーを選択します。
SSL 経由で接続しているクライアントが切断され、再接続を試行すると、証明書を受け入れるよう再び求められる。
回避方法: ありません。
Instant Messenger の接続が予期せずに切断される。
Access Manager の配備では、Access Manager がタイムアウトすると、Instant Messenger の接続が切断されます。Instant Messaging サーバーの再起動が行われるまで、再び接続することはできません。
回避方法: SunSolve Online から製品パッチをダウンロードします。
サーバーへの再接続後に Instant Messenger に問題が発生する。
Instant Messenger の接続がサーバーから切断されると、再接続しても正しく動作しない場合があります。たとえば、Presence 情報が正しく表示されないために、会議室が機能しないことがあります。
回避方法: 接続が切断されたあとに会議室に参加するには、「会議室」タブの会議室をダブルクリックする代わりに、チャットアイコンをクリックします。さらに、 SunSolve Online から製品パッチをダウンロードすることもできます。
Access Manager によって終了されたユーザー接続で、ユーザーが Instant Messenger からログアウトされない。
Access Manager がユーザーの現在のセッションを終了しても、そのユーザーは Instant Messenger にログインしたままになります。
回避方法: ありません。
ユーザーのパスワードの先頭または末尾に空白文字があると、Instant Messaging にログインできない。
回避方法: ありません。
Instant Messenger でテキストをカット&ペーストすると、余計なキャリッジリターンが追加される場合がある。
回避方法: ありません。
MAC OS 上で、Java Web Start クライアントから印刷を試みると、Instant Messenger がハングアップする。
回避方法: メッセージをコピーし、ほかのアプリケーションに貼り付けてから、印刷を行なってください。
複数の Instant Messaging ポリシーがユーザーに適用されている場合、ポリシー間で矛盾が生じる可能性がある。
たとえば、「一般」と「会議室管理者」のポリシーが 1 人のユーザーに適用されている場合、このユーザーは会議室を管理できません。
回避方法: 「会議室の管理権限」チェックボックスの選択を解除して、正会員のユーザーポリシーを編集します。こうすることにより、2 つのポリシーが矛盾しなくなります。
Instant Messenger に空の連絡先グループが表示されない
Instant Messenger で新規の連絡先グループを作成し、そのグループに連絡先を割り当てないで、ログアウトして再度ログインすると、この連絡先グループが連絡先一覧に表示されなくなります。
回避方法: Instant Messenger からログアウトする前に、連絡先グループに連絡先を追加します。
グループへの追加時に、プライバシプロファイルが連絡先に適用されない。
回避方法:
サーバープールがある配備環境で、連絡先を連絡先グループ間で移動した場合、移動先の連絡先グループのプライバシプロファイルは最近移動した連絡先には適用されません。
回避方法: Instant Messenger をサインオフし、変更後に再びサインオンします。
複数のドメインからのエントリを含む連絡先リストをインポートすると、自分のドメインのエントリだけがインポートされる。
回避方法: ありません。
カレンダリマインダが空白になる。
Calendar Server のアラームタイプが text/xml に設定された場合、つまり、
caldb.serveralarms.contenttype = "text/xml"
と設定された場合、Instant Messenger の「タスク期限のリマインダ」アラートウィンドウの「リマインダ」フィールドが空白になります。
回避方法: このフィールドを "text/calendar" に設定します。
ある会議への参加権限を持たないユーザーにその会議への参加を依頼した場合、その操作の結果が正しく表示されない。
そのユーザーは実際には参加依頼を受け取っていないのに、そのユーザーに参加が依頼されたかのように表示されます。
回避方法: ありません。
アクセス権の変更が会議室で有効にならない。
すでに会議室に参加しているユーザーに対してアクセス権を変更しても、その変更は、「会議室」ウィンドウを再起動するまで有効になりません。
回避方法: 「会議室」ウィンドウを閉じて再起動し、アクセス権を更新します。
複数の並列 Instant Messaging セッションから同一の会議室に入ることができない。
回避方法: ありません。
画像の埋め込まれたアラートが、正確に表示されない。
回避方法: ありません。