すべてのユーザー、メーリングリスト、およびドメインの情報は、LDAP ディレクトリ内にエントリとして保存されています。LDAP ディレクトリには、従業員、顧客、または組織に何らかのかかわりを持つその他の人々に関する詳細な情報を保存しておくことができます。これらの人々は、組織のユーザーとして扱われます。
LDAP ディレクトリ内のユーザー情報は、各ユーザーエントリのさまざまな属性に基づいて効率的に検索できるようになっています。ユーザーエントリに関連付けられている属性には、氏名やその他の ID、部署、職名、勤務地、マネージャー名、直属の部下名、組織内の各部へのアクセス権限、およびその他の詳細設定があります。
組織内に電子メッセージングサービスがある場合は、大部分またはすべてのユーザーがメールアカウントを持っているはずです。Messaging Server の場合、メールアカウント情報はサーバーにローカルには保存されません。これは、LDAP ユーザーディレクトリの一部です。各メールアカウントの情報は、ディレクトリ内のユーザーのエントリに付加されたメール属性として保存されます。
メールユーザーとメーリングリストの作成と管理は、ディレクトリ内のユーザーおよびメーリングリストのエントリを作成および変更することによって行います。これを行うには、Sun LDAP Schema 2 対応の Delegated Administrator およびメッセージング用 iPlanet Delegated Administrator (Sun LDAP Schema 1 対応) の Delegated Administrator コマンド行ユーティリティーを使うか、Sun LDAP Schema 1 の LDAP ディレクトリを直接変更します。
commadmin user delete コマンドを実行して、ユーザーを削除済みとしてマークします。(『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』の第 5 章「コマンド行ユーティリティー」を参照)。
ユーザーからサービスを削除します。
サービスとしては、メールボックスやカレンダなどがあります。Messaging Server の現在のバージョンの場合、このプログラムの名前は msuserpurge です。(『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』の「msuserpurge」を参照。)カレンダサービスの場合、このプログラムは csclean です。(『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』を参照。)
commadmin domain delete コマンドを実行して、ドメインを削除済みとしてマークします。(『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』の第 5 章「コマンド行ユーティリティー」を参照)。
そのドメインのユーザーからサービスを削除します。
サービスとしては、メールボックスやカレンダなどがあります。Messaging Server の場合、このプログラムの名前は msuserpurge です。(『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』の「msuserpurge」を参照。)カレンダサービスの場合、このプログラムは csclean です。(『Sun Java System Calendar Server 管理ガイド』を参照。)