キーワード: notices、nonurgentnotices、normalnotices、urgentnotices
配信不能メッセージは、指定したチャネルキューに一定期間保存したあとで差出人に戻されます。また、Messaging Server が配信を試みている期間に、一連のステータスメッセージや警告メッセージを差出人に戻すこともできます。その期間とメッセージの配信間隔は、notices、nonurgentnotices、normalnotices、urgentnotices のキーワードで指定できます。次に例を示します。
notices 1 2 3
この例では、すべてのメッセージについて、一時的な配信不能のステータス通知メッセージが 1 日目と 2 日目に送信されます。メッセージが 3 日たってもまだ配信されない場合は、差出人に返されます。
urgentnotices 2,4,6,8
この例では、優先度の高いメッセージについて、一時的な配信不能の通知が 2、4、6 日目に送信されます。メッセージが 8 日たってもまだ配信されない場合は、差出人に返されます。
MTA オプションファイルの RETURN_UNITS オプションでは、時間 (1) または日 (0) で単位を指定することができます。デフォルトは日 (0) です。RETURN_UNITS=1 に設定した場合は、通知を 1 時間おきに受信するには、返送ジョブが 1 時間おきに実行されるようにスケジュールする必要もあります。返送ジョブが 1 時間ごとに実行されると、このジョブによって mail.log* ファイルも 1 時間ごとにロールオーバーされます。mail.log ファイルが 1 時間ごとにロールオーバーされないようにするには、imta.tailor ファイルの IMTA_RETURN_SPLIT_PERIOD テイラーファイルオプションを 24 に設定します。返送ジョブのスケジュールは、local.schedule.return_job configutil パラメータで制御します。ただし、デフォルトでは、このコマンドは定期的に実行されることに注意してください (「4.6.2 定義済みの自動タスク」を参照)。
notices キーワードが指定されていない場合は、デフォルトでは、ローカルの l チャネル用の notices 設定が使用されます。ローカルチャネル用の設定がない場合は、デフォルトでは、notices 3, 6, 9, 12 が使用されます。