エンベロープアドレスにのみ適用される書き換えルール、またはヘッダーアドレスにのみ適用される書き換えルールを指定したい場合があります。$E コントロールシーケンスを使うと、書き換えるアドレスがエンベロープアドレスでない場合、書き換えを実行することができなくなります。$B コントロールシーケンスを使うと、書き換えるアドレスがメッセージのヘッダーまたは本文からのものでない場合、書き換えを実行することができなくなります。これらのシーケンスはこのような効果を得る目的でのみ使用され、書き換えルールテンプレート内の任意の場所に含めることができます。
アドレスは、方向によって分類することもできます。前方を探すアドレスは、To:、Cc:、Resent-to:、または宛先を参照するほかのヘッダー行またはエンベロープ行に関して生じるアドレスです。また、後方を探すアドレスは、From:、Sender:、または Resent-From: といったソースを参照するものです。$F コントロールシーケンスを使うと、前方を探すアドレスである場合に書き換えルールが適用されます。$R コントロールシーケンスを使うと、後方を探すアドレスである場合に書き換えルールが適用されます。