アドレス内のホスト名の位置に基づいて適用されるようなルールを必要とする場合があります。アドレス内のホスト名は、以下の位置にくることが考えられます。
ソースルート内
アットマーク (@) の右側
ローカル部分のパーセント記号 (%) の右側
ローカル部分の感嘆符 (!) の左側
通常ホスト名は、それがどこに位置するかに関係なく、同じように処理されます。ただし、特別な処理を必要とする場合もあります。
アドレス内のホスト名の位置に基づいてマッチング動作を制御するには、以下の 4 つのコントロールシーケンスを使用できます。
ルールをソースルートから抽出されたホストに一致させるには、$S を使用します。
ルールをアットマーク (@) の右側にあるホストに一致させるには、$A を使用します。
ルールを % 記号の右側にあるホストに一致させるには、$P を使用します。
ルールを感嘆符 (!) の左側にあるホストに一致させるには、$X を使用します。
ホスト名が指定した位置にない場合は、ルールの適用が失敗に終わります。これらのシーケンスは、1 つの書き換えルール内で組み合わせることもできます。たとえば、$S と $A を指定すると、ルールはソースルート内のホスト名またはアットマークの右側にあるホスト名のいずれかに一致します。これらのシーケンスをすべて指定したのと、どれも指定しないのとは同じことです。すなわち、ルールはホスト名の位置に関係なく一致します。