Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

14.4.1 SpamAssassin の概要

Messaging Server では、SpamAssassin の使用がサポートされています。SpamAssassin はフリーウェアのメールフィルタで、スパムの特定に使用されます。SpamAssassin は Perl で記述されたライブラリ、アプリケーションのセット、および SpamAssassin のメッセージングシステムへの統合に使用するユーティリティー構成されています。

SpamAssassin では、すべてのメッセージのスコアが計算されます。スコアは、メッセージヘッダーや本文の情報に対して一連のテストを実行することによって計算されます。各テストに成功するか失敗するかによって、True (スパム) または False (スパムではない) がレンダリングされます。スコアは正または負の実数です。スコアが指定したしきい値 (通常 5.0) を超えると、スパムであるとみなされます。SpamAssassin の結果文字列の例を次に示します。

True ; 18.3 / 5.0

True は、メッセージがスパムであることを示します。18.3 は SpamAssassin スコアです。5.0 はしきい値です。

SpamAssassin には高い設定性があります。テストはいつでも追加したり削除したりでき、既存テストのスコアは調整されます。これらはすべてさまざまな設定ファイルを通じて実行されます。SpamAssassin の詳細については、SpamAssassin の Web サイトを参照してください。

Brightmail のスパムおよびウイルススキャンライブラリを呼び出す場合と同じ方法で SpamAssassin spamd サーバーに接続できます。Messaging Server で提供するモジュールの名前は libspamass.so です。