imsbackup ユーティリティーを使用すると、選択したメッセージストアの内容を、シリアルデバイス (磁気テープ、UNIX パイプ、通常のファイルなど) に書き込むことができます。バックアップの全体または一部は、あとから imsrestore ユーティリティーを使って回復できます。imsbackup の出力は、imsrestore に受け渡すことができます。
次の例では、メッセージストア全体を /dev/rmt/0 にバックアップします。
| imsbackup -f /dev/rmt/0 / | 
次の例では、ユーザー ID joe のメールボックスが/dev/rmt/0 にバックアップされます。
| imsbackup -f /dev/rmt/0 /primary/user/joe
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次の例では、バックアップグループ groupA に定義された全ユーザーの全メールボックスが backupfile にバックアップされます (「20.12.2 バックアップグループを作成する」を参照)。
| imsbackup -f- /primary/groupA > backupfile
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次の例は、2004 年 5 月 1 日の午後 1 時 10 分から現在までに保存されたメッセージをバックアップします。デフォルトでは、日付に無関係にすべてのメッセージをバックアップします。
| imsbackup -f /dev/rmt/0 -d 20040501:131000 /
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このコマンドはデフォルトのブロック係数である 20 を使用します。imsbackup コマンドの完全な構文に関する説明は、『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』を参照してください。