利用可能なディスク容量の指定された割合をパーティションが超過したら、メッセージをメッセージストアパーティションに配信するのを停止できます。このためには、2 つの configutil パラメータを使って、その機能を有効にし、ディスク使用量のしきい値を指定します。
この機能を使用して、メッセージストアデーモンはパーティションのディスク使用量を監視します。ディスクの使用量が増加するにつれ、ストアデーモンは動的にパーティションをチェックする頻度 (100 分に 1 回〜 1 分に 1 回) を増やします。
ディスク使用量が指定されたしきい値を超えた場合、ストアデーモンは次のようにします。
パーティションをロックします。着信メッセージは MTA メッセージキューに保持されますが、メッセージストアパーティション内のメールボックスには配信されません。
メッセージをデフォルトのログファイルに記録します。
ポストマスターに電子メール通知を送信します。configutil パラメータの alarm.msgalarmnoticercpt を設定して、電子メールの受信者を変更できます。
ディスクの使用量がしきい値を下回ると、パーティションのロックが解除され、メッセージはまたストアに配信されるようになります。
次のような configutil パラメータがあります。
local.store.checkdiskusage は、パーティション監視機能を有効にします。
許容可能な値: yes、no
デフォルト値 : yes
local.store.diskusagethreshold は、ディスク使用量のしきい値を指定します。local.store.diskusagethreshold の値は、1 〜 99 のパーセンテージです。
デフォルト値 : 99
ディスク使用量のしきい値には、ローカルメッセージストアを再パーティションしたり、さらに多くのディスク容量を割り当てたりするための時間が確保できる低いパーセンテージに設定する必要があります。
たとえば、パーティションが 1 時間に 2 パーセントの割合でディスク容量を使用していき、またローカルメッセージストアにさらにディスク容量を割り当てるのに 1 時間かかるとします。この場合は、ディスク使用量のしきい値を 98 パーセント未満の値に設定する必要があります。