S/MIME は、Communications Express メールユーザーに次の機能を提供します。
送信するメールメッセージのデジタル署名を作成して、メッセージが改ざんされておらず、送信者からのものであることを受信者に保証する
送信するメールメッセージを暗号化して、メッセージが受信者のメールボックスに届く前に、表示、変更、またはメッセージの内容が使用されることがないように防止する
証明書失効リスト (Certificate Revocation List、CRL) を使用する処理で、着信する署名付きメッセージのデジタル署名を確認する
受信者がメッセージの内容を読むことができるように、着信した暗号化されたメッセージを自動的に復号化する
Communications Express メールおよび Mozilla メールシステムなど、S/MIME に準拠したクライアントのほかのユーザーと署名付きまたは暗号化されたメッセージを交換する
S/MIME を適切に管理するには、次の概念を理解している必要があります。
プラットフォームの基本的な管理手順
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ディレクトリの構造および使用
LDAP ディレクトリに対するエントリの追加または変更
Sun Java System Directory Server の設定プロセス
次の概念とその目的
SSL (Secure Socket Layer) によるセキュリティー保護された通信回線
デジタル署名された電子メールメッセージ
暗号化された電子メールメッセージ
ブラウザのローカルキーストア
スマートカードと、それを使用するためのソフトウェアとハードウェア
公開鍵 / 非公開鍵ペアとその証明書
認証局 (CA)
キーと証明書の確認
証明書失効リスト (Certificate revocation list、CRL)。(「24.9.2 証明書が CRL でチェックされるタイミング」を参照)