Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

25.4.5 サービスログの使用

この節では、ログを検索および表示するための configutil コマンドを使用してサービスログを使用する方法について説明します。

Procedureサービスログを syslog へ送信する

  1. 次のように syslogfacility オプションを指定して configutil コマンドを実行します。

    configutil -o logfile.servicesyslogfacility -v value

    ここで、serviceadminpopimapimta、または http に、valueusermaildaemonlocal0 から local7、または none になります。

    値が設定されると、設定値に対応する syslog 機構のログにメッセージが記録され、その他のすべてのログファイルサービスオプションが無視されます。オプションが設定されていない場合、または値が none の場合、Messaging Server ログファイルが使用されます。

25.4.5.1 HTTP ログを無効にする

使用しているシステムが HTTP メッセージアクセス (Web メール) をサポートしていない場合は、次の変数を設定して HTTP のログを無効にできます。システムに Web メールサポート (たとえば、Messenger Express) が必要な場合は、これらの変数を設定しないでください。

Procedureサーバーログレベルを設定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。

    configutil -o logfile.service .loglevel -v level

    ここで、serviceadminpopimapimta、または http に、loglevelNologCriticalErrorWarningNoticeInformation、または Debug になります。

Procedureログファイルのディレクトリパスを指定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。


    configutil -o logfile.service.logdir -v dirpath
    

Procedure各ログの最大ファイルサイズを指定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。


    configutil -o logfile.service.maxlogfilesize -v size
    

    size にはバイト数を指定します。

Procedureサービスログローテーションのスケジュールを指定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。


    configutil -o logfile.service.rollovertime -v number
    

    number には秒数を指定します。

Procedureディレクトリ内の最大サービスログファイル数を指定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。


    configutil -o logfile.service.maxlogfiles -v number
    

    number にはログファイルの最大数を指定します。

Procedure保存容量の上限を指定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。


    configutil -o logfile.service.maxlogsize -v number
    

    number にはバイト数を指定します。

Procedure確保しておく空きディスク容量の最小値を指定する

  1. 次のように configutil コマンドを実行します。


    configutil -o logfile.service.minfreediskspace -v number
    

    number にはバイト数を指定します。

25.4.5.2 ログの保存期間を指定する


configutil -o logfile.service.expirytime -v number

number には秒数を指定します。