Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

27.4.3 受信 SMTP 接続を監視する

指定した IP アドレスからの受信用 SMTP 接続の数が異常に増加した場合は、次の状況を示しています。

27.4.3.1 認証されていない SMTP 接続の兆候

27.4.3.2 受信用 SMTP 接続を監視する


Local address       Remote address                                 State
192.18.79.44.25     192.18.78.44.56035    32768   0  32768   0   CLOSE_WAIT
192.18.79.44.25     192.18.136.54.57390    8760   0  24820   0   ESTABLISHED
192.18.79.44.25     192.18.26.165.48508   33580   0  24820   0   TIME_WAIT

最初に、システムで特定の読み取りが異常かどうかを判断するために、SMTP 接続の適切な数とその状態 (ESTABLISHEDCLOSE_WAIT など) を決定する必要があります。

多数の接続が SYN_RECEIVED 状態にある場合は、ネットワークがうまく稼働していなかったり、サービス拒否攻撃が行われていたりすることがあります。さらに、SMTP サーバープロセスの有効期間は制限されています。これは、dispatcher.cnf ファイルの MTA 設定変数 MAX_LIFE_TIME によって制御されます。デフォルトは 86,400 秒 (1 日) です。同様に、MAX_LIFE_CONNS は、サーバープロセスがその有効期間中に処理できる接続の最大数を指定します。特定の SMTP サーバーが長時間稼働している場合は、調査することもできます。