Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

27.7 メッセージストアを監視する

メッセージはデータベースに保存されています。ディスク上のユーザーの分散、メールボックスのサイズ、ディスクの要件は、ストアのパフォーマンスに影響します。次の項目で、これらの問題について説明します。

27.7.1 stored を監視する

stored は、存続期間決定ポリシーを実行したり、ディスクに保存されているメッセージを消去して、メッセージデータベースのデッドロック操作やトランザクション操作などの、さまざまな重要なタスクを実行します。stored が実行を停止すると、最終的には Messaging Server に問題が発生します。start-msg が実行されているときに stored が起動していないと、ほかのプロセスも起動しません。stored の詳細は、『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』「stored」を参照してください。

27.7.1.1 stored に関する問題の兆候

表面的な問題の兆候はありません。

27.7.1.2 stored を監視する

27.7.2 メッセージストアデータベースのロック状態を監視する

データベースロックの状態は、さまざまなサーバープロセスで保持されます。これらのデータベースロックは、メッセージストアのパフォーマンスに影響することがあります。デッドロックの場合、メッセージが適切な速度でストアに挿入されないため、結果として ims-ms チャネルキューが大きくなります。キューをバックアップするのにはいくつかの正当な理由があります。したがって、キューの長さの履歴をとっておくと、問題を診断するのに便利です。

27.7.2.1 メッセージストアのデータベースロックに関する問題の兆候

多数のトランザクションが蓄積され、解決されません。

27.7.2.2 メッセージストアのデータベースロックを監視する

imcheck -s (以前は counterutil -o db_lock) コマンドを使用します。