Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

B.1 Messaging Server に ENS Publisher をロードする

Event Notification Service (ENS) は、基礎となる発行および購読サービスです。ENS は、Sun Java System アプリケーションが関係する特定のタイプのイベントの収集の中心点として使用するディスパッチャーとして機能します。イベントは、リソースの 1 つまたは複数のプロパティーの値に変更されます。このようなタイプのイベントが発生する時期を知る必要があるアプリケーションを ENS に登録します。ENS は、イベントを順番に識別し、通知と購読を照合します。

ENS と iBiff (Messaging Server の ENS Publisher) は、Messaging Server に含まれています。デフォルトでは、ENS は有効になっていますが、iBIFF はロードされていません。「B.1 Messaging Server に ENS Publisher をロードする」を参照してください。

Messaging Server で通知を購読するには、Messaging Server ホストに libibiff ファイルをロードしてから Messaging Server を停止し、再起動します。

ProcedureMessaging Server に ENS Publisher をロードする

コマンド行から次の手順を実行します。この手順では、Messaging Server のインストールディレクトリの場所は msg-svr-base で、Messaging Server ユーザーは inetuser です。これらの変数の一般的な値は、前者は /opt/SUNWmsgsr、後者は mailsrv です。

  1. mailsrv として、configutil ユーティリティーを実行して libibiff ファイルをロードします。


    cd msg-svr-base
    ./configutil -o "local.store.notifyplugin" -v "msg-svr-base/lib/libibiff"
    
  2. root として Messaging Server をいったん停止してから再起動します。

    cd msg-svr-base /sbin

    ./stop-msg

    ./start-msg

  3. これで、ENS によって通知を受け取る準備ができました。詳細は、「B.2 Event Notification Service のサンプルプログラムを実行する」を参照してください。