Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

ProcedureSSL を使用する MMP を設定する

  1. SSL サーバー証明書をインストールします (「23.5 暗号化と証明書に基づく認証を構成する」を参照)。

  2. 管理サーバーがインストールされている場合は、操作を簡略化するために、コマンド行で次のシンボリックリンクを作成します。


    cd msg-svr-base/config
    ln -s /var/mps/serverroot/alias/admin-serv-instance-cert7.db cert7.db
    ln -s /var/mps/serverroot/alias/admin-serv-instance-key3.db key3.db
    

    さらに、これらのファイルが、MMP を実行するシステム ID に属していることを確認します。Messaging Server の現在のバージョンは、新しい証明書データベース形式 (cert8.db) をサポートしています。

  3. sslpassword.conf ファイルは Messaging Server の初期実行時設定で設定されているので、新しく設定する必要はありません。「1.3 Messaging Server の初期実行時設定を作成する」を参照してください。


    注 –

    手順 1 〜 8 を実行する代わりに、既存の Messaging Server または Directory Server の cert7.dbkey3.dbsecmod.db、および sslpassword.conf の各ファイルをコピーする方法もあります。コピー元のサーバーには、同じドメインに対する適切なサーバー証明書とキーがあらかじめインストールされている必要があります。


  4. ImapProxyAService.cfg ファイルを編集して、関連のある SSL 設定のコメント記号を削除します。

  5. SSL と POP を使用する場合は、PopProxyAService.cfg ファイルを編集して、関連のある SSL 設定のコメント記号を削除します。

    さらに、AService.cfg ファイルを編集して、ServiceList 設定の「110」のあとに「|995」を追加します。

  6. ImapProxyAService.cfg ファイルと PopProxyAService.cfg ファイルに、BindDN オプションと BindPass オプションが設定されていることを確認します。

    さらに、DefaultDomain オプションには、デフォルトドメイン (資格のないユーザー名で使用するドメイン) を設定する必要があります。

    サーバー側のみで SSL を使用する場合は、これで作業は完了です。msg-svr-base/sbin ディレクトリで次のコマンドを使用して MMP を起動します。

    start-msg mmp