ローカルユーザーが送信 TCP/IP チャネルからインターネットなどにメッセージを送信する場合に見られる、基本的なログエントリの例を次に示します。この例では、LOG_CONNECTION が有効になっています。(1) と (2) の行は 1 つのエントリで、実際のログファイルでは 1 行で記述されます。同様に、(3) 〜 (7) の行も 1 つのエントリで、実際のログファイルでは 1 行で記述されます。
16-Feb-2007 15:41:32.36 tcp_intranet tcp_local EE 1 (1) adam@sesta.com rfc822;marlowe@siroe.com marlowe@siroe.com (2) siroe.com (siroe.com [192.160.253.66]) 16-Feb-2007 15:41:34.73 tcp_local DE 1 (3) adam@sesta.com rfc822;marlowe@siroe.com marlowe@siroe.com (4) thor.siroe.com dns;thor.siroe.com (TCP|206.184.139.12|2788|192.160.253.66|25) (5) (thor.siroe.com ESMTP Sendmail ready Thu 15 Feb 2007 21:37:29 -0700 [MST]) (6) smtp;250 2.1.5 <marlowe@siroe.com>... Receipt ok (7) |
この行は、ESMTP (EE) を使用して、1 ブロック (1) メッセージをチャネル tcp_intranet からチャネル tcp_local のキューに入れたときの日付と時刻を示します。
この部分は、実際にはログファイルでは (1) と同じ行に表示されます。エンベロープ From: アドレス (この例では adam@sesta.com)、およびエンベロープ To: アドレスの元のバージョンと現在のバージョン (この例では marlowe@siroe.com) を示しています。
ESMTP (DE) を使用して、1 ブロック (1) メッセージを tcp_local チャネルのキューから取り出したときの日付と時刻を示しています。つまり、tcp_local チャネルがリモートの SMTP サーバーへの送信に成功したことを示しています。
エンベロープ From: アドレス、元のエンベロープ To: アドレス、および現在の形式のエンベロープ To: アドレスを示しています。
接続先の実際のシステムの名前が DNS で thor.siroe.com であること、ローカルの送信システムの IP アドレスが 206.184.139.12 で、ポート 2788 から送信されていること、リモートの宛先システムの IP アドレスが 192.160.253.66 で、接続ポートが 25 であることを示しています。
リモートの SMTP サーバーの SMTP 見出し行を示しています。
このアドレスに返された SMTP ステータスコードを示しています。250 は基本的な SMTP 成功コードであり、このリモート SMTP サーバーは拡張 SMTP ステータスコードと追加テキストで応答しています。