表 22–4 は、特定の通知メッセージに含まれるプロパティーを示しています。
各メッセージには、次の表に示すプロパティーのサブセットが含まれます。各メッセージに関連付けられたプロパティーのリストについては、表 22–5 を参照してください。
表 22–4 特定の通知メッセージに固有のプロパティー
プロパティー |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
client |
ConstMQString |
メッセージに関連付けられた Message Queue クライアントの IP アドレス。 |
diskquota |
MQInt32 |
メッセージに関連付けられたユーザーのディスク制限容量 (K バイト単位)。この値が -1 に設定されている場合は、制限容量がないことを示します。 |
diskquotaused |
MQInt32 |
メッセージに関連付けられたユーザーによって使用されたディスク容量 (K バイト単位)。 |
hdrLen |
MQInt32 |
メッセージヘッダーのサイズ。切り捨てられた可能性があるため、メッセージ本文にあるヘッダーのサイズとは異なる場合があることに注意してください。 |
imapUid |
MQInt32 |
メッセージに関連付けられた IMAP uid プロパティー。 |
lastUid |
MQInt32 |
メールボックスで使用された最後の IMAP uid 値。 |
mailboxName |
ConstMQstring |
イベントに関連付けられたメッセージストアのメールボックス名。mailboxName の形式は次のいずれかです (uid はユーザーの一意の識別子)。 uid — デフォルト (第一) ドメイン内のユーザーの受信箱を識別します。 uid@domain — ホストドメイン内のユーザーの受信箱を識別します。 uid/mailboxname — デフォルトドメイン内のユーザーのトップレベルのメールボックスを識別します。 uid@domain/mailboxname — ホストドメイン内のユーザーのトップレベルのメールボックスを識別します。 uid/foldername/mailboxname — デフォルトドメインにあるユーザーのフォルダ内のメールボックスを識別します。 uid@domain/foldername/mailboxname — ホストドメインにあるユーザーのフォルダ内のメールボックスを識別します。 |
msgquota |
MQInt32 |
メッセージの最大数に対するユーザーの制限容量。この値が -1 に設定されている場合は、制限容量がないことを示します。 |
newflags |
ConstMQString |
現在の操作によって変更されたあとに、ユーザーのメールボックスのメッセージに対して設定されたフラグ。このプロパティーは、MsgFlags 通知メッセージが生成された場合は常に、oldflags とともに存在します。 newflags の構文と値については、この表の次にある「newflags および oldflags プロパティーの構文」を参照してください。 |
numDeleted |
MQInt32 |
削除済みとしてマークされたメールボックス内のメッセージの数。 メールボックス所有者によって削除されたメッセージをカウントします。ほかのユーザーがこのメールボックスにアクセスした場合、そのユーザーがメールボックス内で操作しても、カウントには含まれません。ただし、ほかのユーザーの操作によって、DeleteMsg などの通知がトリガーされる場合があります。 |
numDeletednn |
MQInt32 |
メッセージタイプごとに指定された、削除済みとしてマークされたメールボックス内のメッセージの総数。メッセージタイプが設定されている場合は、 numDeletednn プロパティーに、メッセージタイプ nn ごとのカウントが含まれます。 numDeleted プロパティーは常に送信され、削除済みとしてマークされたすべてのメッセージの総数 (すべてのタイプを含む) をカウントします。 たとえば、20 件のメッセージが削除済みとしてマークされており、そのうちの 10 件がタイプ 3、7 件がタイプ 16、残りが認識されているタイプでない場合、この通知には次のプロパティーとカウントが含まれます。 numDeleted=20 numDeleted3=10 numDeleted16=7 |
numMsgs |
MQInt32 |
現在メールボックス内にあるメッセージの総数。 |
numMsgsnn |
MQInt32 |
メッセージタイプごとに指定された、現在メールボックス内にあるメッセージの総数。メッセージタイプが設定されている場合は、 numMsgsnn プロパティーには、メッセージタイプ nn ごとのカウントが含まれます。 numMsgs プロパティーは常に送信され、メールボックス内のすべてのメッセージの総数 (すべてのタイプを含む) をカウントします。 たとえば、現在メールボックス内に 20 件のメッセージがあり、そのうちの 10 件がタイプ 3、7 件がタイプ 16、残りが認識されているタイプでない場合、この通知には次のプロパティーとカウントが含まれます。 numMsgs=20 numMsgs3=10 numMsgs16=7 |
numSeen |
MQInt32 |
開封済み (読み取り済み) としてマークされたメールボックス内のメッセージの数。 この数は、メールボックス所有者によって読み取られたメッセージをカウントします。ほかのユーザーがこのメールボックスにアクセスした場合、そのユーザーがメールボックス内で操作しても、カウントには含まれません。ただし、ほかのユーザーの操作によって、ReadMsg などの通知がトリガーされる場合があります。 |
numSeennn |
MQInt32 |
メッセージタイプごとに指定された、開封済み (読み取り済み) としてマークされたメールボックス内のメッセージの総数。メッセージタイプが設定されている場合は、numSeennn プロパティーに、メッセージタイプ nn ごとのカウントが含まれます。 numSeen プロパティーは常に送信され、開封済みとしてマークされたすべてのメッセージの総数 (すべてのタイプを含む) をカウントします。 たとえば、20 件のメッセージが開封済みとしてマークされており、そのうちの 10 件がタイプ 3、7 件がタイプ 16、残りが認識されているタイプでない場合、この通知には次のプロパティーとカウントが含まれます。 numSeen=20 numSeen3=10 numSeen16=7 |
numSeenDeleted |
MQInt32 |
開封済み (読み取り済み) としてマークされ、かつ削除済みとしてマークされたメールボックス内のメッセージの数。 この数は、メールボックス所有者によって読み取られ、削除されたことがマークされているメッセージをカウントします。ほかのユーザーがこのメールボックスにアクセスした場合、そのユーザーがメールボックス内で操作しても、カウントには含まれません。ただし、ほかのユーザーの操作によって、ReadMsg や DeleteMsg などの通知がトリガーされる場合があります。 |
numSeenDeletednn |
MQInt32 |
メッセージタイプごとに指定された、開封済み (読み取り済み) および削除済みとしてマークされたメールボックス内のメッセージの総数。メッセージタイプが設定されている場合は、numSeenDeletednn プロパティーが、メッセージタイプ nn ごとのカウントを伝えます。 numSeenDeleted プロパティーは常に送信され、開封済みおよび削除済みとしてマークされたすべてのメッセージの総数 (すべてのタイプを含む) をカウントします。 たとえば、20 件のメッセージが開封済みおよび削除済みとしてマークされており、そのうちの 10 件がタイプ 3、7 件がタイプ 16、残りが認識されているタイプでない場合、この通知には次のプロパティーとカウントが含まれます。 numSeenDeleted=20 numSeenDeleted3=10 numSeenDeleted16=7 |
oldflags |
ConstMQString |
現在の操作によって変更される前に、ユーザーのメールボックスのメッセージに対して設定されたフラグ。このプロパティーは、MsgFlags 通知メッセージが生成された場合は常に、newflags とともに存在します。 oldflags の構文と値については、この表の次にある「newflags および oldflags プロパティーの構文」を参照してください。 |
quotaRoot |
ConstMQString |
この値は、ユーザー名、フォルダ名、またはメッセージタイプのいずれかです。 |
size |
MQInt32 |
メッセージのサイズ。本文は一般に、メッセージの切り捨てられたバージョンであるため、メッセージ本文のサイズとは異なる場合があることに注意してください。 |
uidValidity |
MQInt32 |
IMAP uid の有効性のプロパティー。 |
userid |
ConstMQString |
メッセージに関連付けられたユーザー ID。 |
サブスクライバは、メッセージ参照を解析する場合、ドキュメント化されていないプロパティーを許可するようにしてください。これにより、新しいプロパティーが追加された場合でも将来の互換性が確保されます。
newflags および oldflags プロパティーは 5 文字の文字列です。文字列は次の値を持つ必要があります。
/answered フラグが設定されている場合、最初の文字は "A" です。設定されていない場合は空白文字 (" ") です。
/flagged フラグが設定されている場合、2 番目の文字は "F" です。設定されていない場合は空白文字 (" ") です。
/deleted フラグが設定されている場合、3 番目の文字は "D" です。設定されていない場合は空白文字 (" ") です。
/seen フラグが設定されている場合、4 番目の文字は "S" です。設定されていない場合は空白文字 (" ") です。
/draft フラグが設定されている場合、5 番目の文字は "R" です。設定されていない場合は空白文字 (" ") です。