Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

21.1.1 メッセージアーカイブシステム: コンプライアンスと運用

アーカイブには、コンプライアンスと運用の 2 種類があります。コンプライアンスによるアーカイブは、法律上の義務として、完全に回復可能な電子メールレコードの保持を維持する場合に使用されます。MTA に送られてくる選択された電子メール (ユーザー、ドメイン、チャネル、受信、送信などによる選択) は、メッセージストアまたはインターネットに配信される前に、アーカイブシステムにコピーされます。アーカイブは、スパムやウイルスのフィルタリングの前後いずれかに設定できます。

運用によるアーカイブは、メールを管理するために使用されます。次に例を示します。

コンプライアンスと運用によるアーカイブは、排他的ではありません。つまり、コンプライアンスと運用によるアーカイブの両方を行うようにシステムを設定できます。