Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

1.2 Calendar Server バージョン 6.3 のインストール後の設定

Calendar Server をインストールしたあとに、設定を行う必要があります。インストーラのインストールプロセスでは、設定は行われません。

ProcedureCalendar Server バージョン 6.3 のインストール後の設定の高レベルの作業一覧

  1. Directory Server セットアップスクリプト comm_dssetup.pl を実行して Sun Java System Directory Server 5 を設定します (まだスクリプトが実行されていない場合)。

    このスクリプトは、次のディレクトリに格納されています。/opt/SUNWcomds/sbin

    実行手順については、『Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド』を参照してください。

  2. Calendar Server 設定プログラム csconfigurator.sh を実行してサイト固有の要件を設定し、新しい ics.conf 設定ファイルを作成します。

    ics.conf ファイルのパラメータについては、付録 E 「Calendar Server の構成パラメータ」を参照してください。

    設定プログラムは、次のディレクトリに格納されています。/opt/SUNWics5/sbin

    csconfigurator.sh の実行について詳しくは、第 2 章「Calendar Server 6.3 ソフトウェアの初期実行時設定プログラム (csconfigurator.sh)」を参照してください。

  3. ics.conf ファイルのパラメータを編集し、システムをカスタマイズします。

    ics.conf ファイルを編集してシステムをカスタマイズする方法については、パート III「Calendar Server の設定のカスタマイズ」を参照してください。


    注 –

    ics.conf には、異なる値を持つ重複パラメータを含めることもできます。システムはファイルを連続で読み取り、システム設定を順次アップデートします。この方法では、このパラメータに対して最後に見つかったパラメータが使用されます。

    最善の方法として、ics.conf のすべての設定をファイルの末尾に追加し、設定済みのものが分かるようにしておきます。効率性を高めるため、パラメータの古いインスタンスをコメントアウトします。これにより、システムが読み取るパラメータ数が少なくなり、ファイルの処理速度が速くなるので便利です。