すべてのフロントエンドサーバーで、設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。
/etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。
次のリストに示すように、ics.conf パラメータを編集します。
説明
cs_ で始まるすべてのプラグインを cal-svr-base/SUNWics5/cal/bin/plugins ディレクトリにロードする場合は、すべてのフロントエンドサーバーでこの値を “y” に設定します。
csapi.plugin.calendarlookup.name に名前が含まれる特定のプラグインのみをロードする場合は、“n” に設定します。
このパラメータを "yes" に設定します。
プラグインの名前 "calendarlookup" に設定します。すべてのプラグインをロードする場合は、"*" に設定します。
カレンダを複数のバックエンドに分散させるか (“directory” に設定)、またはカレンダを Calendar Server のインストール先と同じサーバーに格納するか (デフォルト値 “local” に設定) を指定します。
フロントエンドマシンがバックエンドマシンとしても機能しない場合、DWP サービスを無効にします。次に例を示します。service.dwp.enable="no"
デフォルトのポートは “59979” です。すべてのフロントエンドサーバーとバックエンドサーバーに同じポート番号を指定する必要があります。
このパラメータはデフォルトで有効 (値 = "yes") になっています。これは設定ファイル (ics.conf) には表示されません。
無効 (値 = "no") にしたい場合は、設定ファイルに追加する必要があります。
これは多値パラメータです。Calendar Server 配備内のバックエンドサーバーごとに 1 つの ics.conf パラメータを作成します。このパラメータの値は、バックエンドサーバーのホスト名です。サーバー名は完全修飾名で指定します。この名前は、DNS (ドメイン名サービス) によって有効な IP アドレスに解決する必要があります。サーバー名は、パラメータの名前と値の両方で同一であり、完全修飾名である必要があります。
次に例を示します。
caldb.dwp.server.calendar1.sesta.com="calendar1.sesta.com"
caldb.dwp.server.calendar2.sesta.com="calendar2.sesta.com"
ユーザーまたはリソースの LDAP エントリが icsDWPHost 属性を持たない場合、システムが使用するデフォルトの DWP サーバー名を設定します。サーバー名は完全修飾名であり、DNS によって解決可能でなければなりません。
次に例を示します。
caldb.dwp.sever.default="calendar1.sesta.com"
Directory Server がインストールされているホストの名前。デフォルトは "localhost" です。
LDAP ユーザー設定が格納されているホストの名前。ユーザー設定を別の LDAP ホストに格納しない場合は、local.authldaphost と同じ値に設定してください。
このパラメータを "no" に設定して、このフロントエンドサーバーの ENS (予定通知サービス) (enpd) を無効にします。
ENS は、バックエンドサーバーでのみ有効にしてください。
"0" に設定して、フロントエンドのサーバーアラームを無効にします。
サーバーアラームは、バックエンドサーバーでのみ有効 ("1") にしてください。
このパラメータを "no" に設定して、アラームディスパッチャーを無効にします。
アラームディスパッチャーは、バックエンドサーバーでのみ有効 ("yes") にしてください。
このパラメータを "no" に設定して、通知サービスを無効にします。
通知サービスは、バックエンドサーバーでのみ有効 ("yes") にしてください。
このパラメータを "no" に設定して、自動アーカイブバックアップサービスを無効にします。フロントエンドマシンでアーカイブを設定する必要はありません。
自動ホットバックアップサービスは無効に ("no" に設定) してください。フロントエンドマシンでホットバックアップを行う必要はありません。
ファイルを ics.conf として保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal