Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

11.3 Calendar Server バージョン 6.3 での Messaging Server により作成されたドメインの使用

Messaging Server ですでにドメインを作成している場合、Schema バージョン 1 または Schema バージョン 2 のどちらかのモードでカレンダサービスを追加できます。

ここでは、次の内容について説明します。

11.3.1 Calendar Server バージョン 6.3 の Schema バージョン 1 モードでのメッセージングドメインへのカレンダサービスの追加

ドメインにカレンダサービスを追加するには、次のオブジェクトクラスと 2 つの属性をドメインの LDAP エントリに追加します。

これには、次の 2 つの方法があります。csattribute add コマンドを使用するか、次の例に示すように ldapmodify を使用します。


dn:dc=sesta,dc=com,o=internet
 changetype:modify
 add:objectclass
 objectClass:icsCalendarDomain
 add:icsStatus
 icsStatus:active
 add:icsExtendedDomainPrefs
 icsExtendedDomainPrefs:domainAccess=@@d^a^slfrwd^g;anonymous^a^r^g;@^a^s^g
               

11.3.2 Calendar Server バージョン 6.3 の Schema 2 モードでのメッセージングドメインへのカレンダサービスの追加

Messaging Server が Schema バージョン 2 モードになっている場合、既存のドメインにカレンダサービスを追加するには、次の 2 つの手順を実行します。

  1. Delegated Administrator ユーティリティーの commadmin domain modify コマンドに -S オプションを指定して実行し、カレンダサービスを各ドメインに追加します。

    または、Delegated Administrator コンソールを使用して、カレンダサービスを含むサービスパッケージを、影響を受けるドメインに割り当てます。これを行うには、「組織」一覧ページの「サービスパッケージを割り当て」ボタンを使用します。

  2. Delegated Administrator ユーティリティーの commadmin user modify コマンドに -S オプションを指定して実行し、カレンダを有効にした各ドメインの各ユーザーにカレンダサービスを追加します。

    または、Delegated Administrator コンソールを使用して、カレンダサービスを含むサービスパッケージを、影響を受けるドメインの各ユーザーに割り当てます。これを行うには、影響を受ける各組織で、「ユーザー」一覧ページの「サービスパッケージを割り当て」ボタンを使用します。

commadmin コマンドについては、『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated Administrator Guide 』を参照してください。

Delegated Administrator コンソールについては、コンソールのオンラインヘルプを参照してください。

commdirmig については、『Sun Java Communications Suite 5 Schema Migration Guide 』を参照してください。