カレンダユーザーに対して電子メールのエイリアスを設定する必要がある場合は、ユーザーの LDAP エントリに対して mailalternateaddress 属性を追加します。mail 属性は主要メールアドレスを提供し、mailalternateaddress 属性は電子メールのエイリアスに使用されます。どちらの属性もメールアドレスをユーザーのカレンダ ID (calid) にマッピングします。
属性は、次の 3 つの方法で追加できます。
「14.5.6.1 Delegated Administrator ユーティリティーを使用して電子メールのエイリアスを設定するには」
「14.5.6.2 Calendar Server ユーティリティーの csattribute を使用して電子メールのエイリアスを設定するには」
commadmin user modify -A を使用するか、ldapmodify で LDAP を直接更新します。
これらの変更を有効にするには、エイリアスのテーブルまたは設定の再構築が必要となる場合があります。Messaging Server (または使用するその他の電子メール製品) のマニュアル、およびメールサービスの変更に関するサイト固有のドキュメントおよび手順を参照してください。Messaging Server のマニュアルは、次の Web サイトで入手できます。http://docs.sun.com/coll/1705.1。
Delegated Administrator のオンラインヘルプ。
ユーザーの LDAP エントリに mailalternateaddress を追加することで、メッセージングユーザーに対するのと同様に、カレンダユーザーにも電子メールのエイリアスを設定できます。Delegated Administration ユーティリティーを使用して属性を追加するには、commadmin user modify -A mailalternateaddress:value を使用します。
ユーザーに電子メールのエイリアスを追加するには、csattribute add -a コマンドを使用してユーザーエントリに mailalternateaddress 属性を追加します。
たとえば、次の値を持つ John Smith というユーザーに 2 つのエイリアスを追加するには、次のように実行します。
mail 属性。johnsmith@sesta.com
電子メールのエイリアス: johns@sesta.com および jsmith@sesta.com
コマンドは次の例のようになります。
csattribute -a mailalternateaddress=johns@sesta.com add johnsmith@sesta.com
csattribute -a mailalternateaddress=jsmith@sesta.com add johnsmith@sesta.com