Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

22.5.1 Berkeley データベースのツールの検索

多くのトラブルシューティングの手順では、Berkeley データベースのユーティリティープログラムへのアクセス権が必要です。これらのユーティリティープログラムは、Calendar Server バンドルで入手できますが、これらのプログラムはサポートされていません。詳細は、直接 Sleepycat Software (http://www.oracle.com/database/berkeley-db/index.html) から入手できます。

ここでは、次の内容について説明します。

22.5.1.1 Berkeley データベースユーティリティにアクセスするには

LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定してエクスポートし、次のディレクトリに反映させます。

cal-svr-base/SUNWics5/cal/tools/unsupported/bin/

22.5.1.2 使用可能なツールの一覧

次の表は、よく使用される Berkeley データベースのツール (ユーティリティープログラム) の一覧を示しています。

Berkeley データベースのツール 

説明 

db_archive

使用されなくなったログファイルのパス名を、標準出力に 1 行に 1 つずつ書き込みます。 

db_checkpoint

データベースログを監視し、定期的にチェックポイントルーチンを呼び出して、チェックポイントを指定するデーモンプロセスです。 

db_deadlock

データベース環境のロック領域をトラバースして、デッドロックまたはタイムアウトになっているロック要求を検出するたびに、ロック要求を中止します。 

db_dump

指定したファイルを、db_load ユーティリティーが理解するフラットテキスト形式で標準出力に書き込みます。

db_load

標準出力から読み込み、指定したデータベースファイルにロードします。ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します。 

db_printlog

人間が読める形式でログファイルをダンプするデバッグユーティリティーです。 

db_recover

予期しないアプリケーション、データベース、またはシステムの障害が発生した後、データベースを整合性のある状態に復元します。 

db_stat

データベース環境の統計情報を表示します。 

db_verify

1 つ以上のファイルおよびファイル内に含まれるデータベースの構造を検証します。