Messaging Server ですでにドメインを作成している場合、Schema バージョン 1 または Schema バージョン 2 のどちらかのモードでカレンダサービスを追加できます。
ここでは、次の内容について説明します。
「11.3.1 Calendar Server バージョン 6.3 の Schema バージョン 1 モードでのメッセージングドメインへのカレンダサービスの追加」
「11.3.2 Calendar Server バージョン 6.3 の Schema 2 モードでのメッセージングドメインへのカレンダサービスの追加」
ドメインにカレンダサービスを追加するには、次のオブジェクトクラスと 2 つの属性をドメインの LDAP エントリに追加します。
オブジェクトクラス: icsCalendarDomain.
属性: icsStatus. 値を “active” に設定します。
属性: icsExtendedDomainPrefs. domainAccess 属性オプションの値をアクセス制御に使用する ACL に設定します。
これには、次の 2 つの方法があります。csattribute add コマンドを使用するか、次の例に示すように ldapmodify を使用します。
dn:dc=sesta,dc=com,o=internet changetype:modify add:objectclass objectClass:icsCalendarDomain add:icsStatus icsStatus:active add:icsExtendedDomainPrefs icsExtendedDomainPrefs:domainAccess=@@d^a^slfrwd^g;anonymous^a^r^g;@^a^s^g |
Messaging Server が Schema バージョン 2 モードになっている場合、既存のドメインにカレンダサービスを追加するには、次の 2 つの手順を実行します。
Delegated Administrator ユーティリティーの commadmin domain modify コマンドに -S オプションを指定して実行し、カレンダサービスを各ドメインに追加します。
または、Delegated Administrator コンソールを使用して、カレンダサービスを含むサービスパッケージを、影響を受けるドメインに割り当てます。これを行うには、「組織」一覧ページの「サービスパッケージを割り当て」ボタンを使用します。
Delegated Administrator ユーティリティーの commadmin user modify コマンドに -S オプションを指定して実行し、カレンダを有効にした各ドメインの各ユーザーにカレンダサービスを追加します。
または、Delegated Administrator コンソールを使用して、カレンダサービスを含むサービスパッケージを、影響を受けるドメインの各ユーザーに割り当てます。これを行うには、影響を受ける各組織で、「ユーザー」一覧ページの「サービスパッケージを割り当て」ボタンを使用します。
commadmin コマンドについては、『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated Administrator Guide 』を参照してください。
Delegated Administrator コンソールについては、コンソールのオンラインヘルプを参照してください。
commdirmig については、『Sun Java Communications Suite 5 Schema Migration Guide 』を参照してください。