Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

12.2 Calendar Server バージョン 6.3 での自動バックアップの有効化または無効化

自動バックアップは、start-cal の実行時に自動的に起動される csstored プロセスによって管理されます。ただし、自動バックアップは任意に有効または無効にすることができます。デフォルトでは、自動バックアップは無効になっています。csstored プロセスは、自動バックアップが有効になっていない場合でも実行されます。

自動バックアップには 2 種類あります。ホットバックアップとアーカイブバックアップです。各バックアップは個別に有効または無効にすることができます。

自動バックアップと csstored の設定方法については、第 9 章「自動バックアップ (csstored) の設定」を参照してください。

次に示すのは、自動バックアップを有効化および無効化するための作業の一覧です。

ProcedureCalendar Server バージョン 6.3 でホットバックアップを有効にするには

  1. 設定権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal コマンドを発行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. ics.conf ファイルがあるディレクトリに移動します。

    cd /etc/opt/SUNWics5/config

  4. 次の ics.conf パラメータを “yes” に設定して、ホットバックアップを有効にします。

    caldb.berkeleydb.hotbackup.enable="yes"

  5. ホットバックアップディレクトリのディレクトリパスを指定します。

    caldb.berkeleydb.hotbackup.path=
       /var/opt/SUNWics5/hotbackup_directory
    

    デフォルトは現在のディレクトリです。

  6. ics.conf ファイルの編集が終わったら、Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal

    ics.conf ファイルを編集するときにカレンダサービスを停止する必要はありませんが、変更を適用するためにサービスを再起動する必要があります。

ProcedureCalendar Server バージョン 6.3 でアーカイブバックアップを有効にするには

  1. 設定権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal コマンドを発行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. ics.conf ファイルがあるディレクトリに移動します。

    cd /etc/opt/SUNWics5/config

  4. 次の ics.conf パラメータを “yes” に設定して、アーカイブバックアップを有効にします。

    caldb.berkeleydb.archive.enable=”yes”

  5. アーカイブディレクトリのディレクトリパスを指定します。

    caldb.berkeleydb.archive.path=
       /var/opt/SUNWics5/hotbackup_directory
    

    デフォルトは現在のディレクトリです。

  6. ics.conf ファイルの編集が終わったら、Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal

    ics.conf ファイルを編集するときにカレンダサービスを停止する必要はありませんが、変更を適用するためにサービスを再起動する必要があります。

ProcedureCalendar Server バージョン 6.3 でホットバックアップを無効にするには

バックアップはデフォルトで無効になっています。以前に有効にしたバックアップを無効にする場合は、次の手順を実行します。

  1. 設定権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal コマンドを発行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. ics.conf ファイルがあるディレクトリに移動します。

    cd /etc/opt/SUNWics5/config

  4. 次の ics.conf パラメータを "no" に設定して、ホットバックアップを無効にします。

    caldb.berkeleydb.hotbackup.enable="no"

  5. ics.conf ファイルの編集が終わったら、Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal

    ics.conf ファイルを編集するときにカレンダサービスを停止する必要はありませんが、変更を適用するためにサービスを再起動する必要があります。

ProcedureCalendar Server バージョン 6.3 でアーカイブバックアップを無効にするには

バックアップはデフォルトで無効になっています。以前に有効にしたバックアップを無効にする場合は、次の手順を実行します。

  1. 設定権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal コマンドを発行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. ics.conf ファイルがあるディレクトリに移動します。

    cd /etc/opt/SUNWics5/config

  4. 次の ics.conf パラメータを "no" に設定して、アーカイブバックアップを無効にします。

    caldb.berkeleydb.archive.enable="no"

  5. ics.conf ファイルの編集が終わったら、Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal

    ics.conf ファイルを編集するときにカレンダサービスを停止する必要はありませんが、変更を適用するためにサービスを再起動する必要があります。