次に、対称型高可用性に合わせて Calendar Server をインストールし設定するために必要な作業を示します。
ノードの準備
Solaris オペレーティングシステムソフトウェアをクラスタのすべてのノードにインストールします。
Sun Cluster ソフトウェアをクラスタのすべてのノードにインストールします。
クラスタファイルシステム (グローバルファイルシステム) またはフェイルオーバーファイルシステム (ローカルファイルシステム) のどちらかで、ファイルシステムを 6 つ作成します。
必要なディレクトリを作成します。
Java Enterprise System インストーラを使用して、Calendar Server HA エージェントパッケージ (SUNWscics) をクラスタのすべてのノードにインストールします。
1 番目のノードをインストールし設定します。
Communications Suite 5 インストーラを使用して、Calendar Server をクラスタの 1 番目のノードにインストールします。
ディレクトリサーバー LDAP データベースが置かれているマシン上で、Directory Preparation Script (comm_dssetup.pl) を実行します。
2 つのノード上の Calendar Server のインスタンスが同じ LDAP サーバーを共有している場合、Calendar Server ソフトウェアを 2 番目のノードにインストールしたあとは、この手順を繰り返す必要はありません。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、1 番目のノードで HA を設定します。
1 番目のノードで、Calendar Server 設定プログラム ( csconfigurator.sh) を実行します。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、2 番目のノードへのフェイルオーバーを実行します。
1 番目のノードで設定ファイル (ics.conf) を編集します。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、1 番目のノードで Calendar Server のリソースグループを設定し有効にします。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、1 番目のノードのリソースグループを作成し有効にします。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、リソースグループが正しく作成されたかどうかをテストし、1 番目のノードへのフェイルオーバーを実行します。
2 番目のノードをインストールし設定します。
Communications Suite 5 インストーラを使用して、Calendar Server をクラスタの 2 番目のノードにインストールします。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、2 番目のノードで HA を設定します。
1 番目のノードの設定時に作成した状態ファイルを再利用して、Calendar Server 設定プログラム (csconfigurator.sh) を 2 番目のノードで実行します。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、1 番目のノードへのフェイルオーバーを実行します。
2 番目のノードで設定ファイル (ics.conf) を編集します。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、2 番目のノードで Calendar Server のリソースグループを作成し有効にします。
Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、リソースグループが正しく作成されたかどうかをテストし、2 番目のノードへのフェイルオーバーを実行します。
段階的な手順については、「6.7 対称型高可用性 Calendar Server システムの設定」を参照してください。