Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド

サービスクラス定義とパッケージの場所

LDAP ディレクトリ情報ツリー (DIT) では、サービスクラス定義はルートサフィックスのすぐ下のノードに格納されます。サービスパッケージは DIT のトップに置かれるため、ディレクトリの全ユーザーエントリに割り当てられます。

図 1–9 に、サービスの定義とパッケージの DIT での位置を示します。

図 1–9 サービスクラス定義とパッケージのディレクトリツリー内の場所

サービスクラス定義とパッケージのディレクトリツリー内の場所

各タイプのサービスクラステンプレートは、それぞれのノードの下に格納されます。したがって、ユーザーにメールサービスを提供するテンプレートは Mail User ノードの下に格納されます。この構造によって、Delegated Administrator はユーザーまたはグループにサービスパッケージを割り当てるときに、正しいサービスクラス定義 (standardUserMail など) を使用できるようになります。

Delegated Administrator は標準的なサービスクラス定義を使用します。

サービスクラスの仕組みについての詳細は、『Sun Java System Directory Server 管理ガイド』を参照してください。特に、第 5 章「ID とロールの管理」の「サービスクラス (CoS) の定義」を参照してください。

Sun Java System Directory Server 管理ガイド』では、サービスパッケージで定義されユーザーに割り当てられた属性が、すでにその個々のユーザーエントリ内にある場合の、優先されるサービス属性の値の判断など、関連項目も説明しています。