Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド

Communications Express の設定

Web コンテナを再起動しても、設定の変更が反映されない

設定の変更が適切な設定パス内のファイルに適用されていることを確認します。

Communications Express の設定が完了すると、次のディレクトリが作成されます。

変更内容がアプリケーションに反映されるようにするには、設定の変更を uwc-deployed-path/WEB-INF /config に行うようにします。

uwc-deployed-path/staging/WEB-INF/config および uwc-basedir /SUNWuwc/WEB-INF/config の 2 つのディレクトリは、設定ウィザードが設定中に内部的に作成して使用している一時的なプレースホルダです。これらのディレクトリ内への変更は、アプリケーションに反映されません。

設定タスクが失敗した

問題を特定するには、uwc-basedir/SUNWuwc/install/uwc-config _TIME-STAMP.log にあるログファイルを使用します。

TIME-STAMP は設定のタイムスタンプであり、YYYYMMDDhhmmss という形式です。

設定プログラムが正しく動作しない

問題を特定するには、以下のデバッグモードを使用してデバッグオプションを有効にし、設定プログラムを呼び出します。

-debug: 一般的なデバッグ情報を生成する。

-debugMessage: エラーおよび警告のログを生成する。

-debugWarning: 警告メッセージおよびエラーメッセージのログを生成する。

-debugError: エラーメッセージのログを生成する。このオプションは、デフォルトで有効です。

Communications Express アプリケーションの起動に失敗し、Web コンテナのログには例外が示される

このエラーは、設定が不完全であるか不正である場合に発生することがあります。

回避方法:

設定中に、「chown」コマンドが失敗する

回避方法:

設定プログラムを実行し、「Web コンテナのユーザーとグループ」パネルで Web コンテナユーザーおよびグループに正しい値を入力します。

認証後に Access Manager が有効な状態で Communications Express にアクセスすると、「この処理の実行中にエラーが発生しました」というメッセージが表示される

回避方法:

uwc-deployed-path/WEB_INF/config/uwcauth.properties 内の uwcauth.identity.binddn および uwcauth.identity.bindcred プロパティーに、Access Manager SDK をインストールしたときに指定した amAdmin DN が設定されていることを確認します。uwcauth.properties ファイルでの Access Manager パラメータの設定」の節を参照してください。

Access Manager SSO のために uwcauth.identity.binddnuwcauth.indentity.bindcred にディレクトリ管理者の資格が指定される可能性がありますが、ディレクトリ管理者には、Communications Express が正常に機能するのに必要な、特定のドメイン固有属性を取得するための ACL がありません。

Access Manager SDK 統合用に Web コンテナ設定を変更するためのサポートがない

設定ウィザードは、Access Manager SDK 統合用の Web コンテナ設定の変更をサポートしていません。

回避方法:

Access Manager に用意されているツールを手動で起動し、Access Manager 用の Web コンテナ設定を変更します。