Instant Messaging マルチプレクサコンポーネントは、複数のインスタントメッセンジャー接続を 1 つの TCP (Transmission Control Protocol) 接続にまとめ、この TCP 接続を Instant Messaging サーバーに接続します。マルチプレクサは Instant Messenger からのデータを読み取り、それをサーバーに書き込みます。反対に、サーバーが Instant Messenger にデータを送信すると、マルチプレクサはそのデータを読み取り、適切な接続にそれを書き込みます。マルチプレクサは、エンドユーザーの認証やクライアントサーバー間のプロトコル (IM プロトコル) 解析は行いません。各マルチプレクサは、1 つの Instant Messaging サーバーにだけ接続されます。
Instant Messaging はマルチプレクサなしの構成にできますが、本稼働配備では、マルチプレクサを使用する構成にすることをお勧めします。配備環境の要件に応じて、複数のマルチプレクサをインストールできます。詳細については、第 21 章「Instant Messaging アーキテクチャーの開発」を参照してください。